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秋田木工No.209スツール

約25年程前のご新築時にご購入いただいた秋田木工のハイスツール「No.209-C」。座高は60センチタイプです。

ご自宅に併設されているとんかつ屋店舗のカウンタースツールとして12脚ご購入いただき、約25年使用され続けておられます。今回、長年の仕様により数脚の板座面の板が割れてきているので修理したいとご相談を受けました。

秋田木工は、大塚家具の子会社になっていましたが、その大塚家具がすったもんだの末、ヤマダ電機の傘下に入ったことから、現在秋田木工のホームページを見ると「ヤマダ電機の子会社です」と表示されていた。複雑な心境です。

「No.209-C」ハイスツールは現在も生産・販売されていますが、ヤマダ電機または大塚家具でしか購入できません。安田屋家具店では仕入れることができないので、取り扱いができません。ちなみに「No.209-C」の現在価格は税込み17,600円+送料です。

長年の使用により、板座の合板が割れてきています。座面裏を見るとよくわかります。

座板に使用されているの3mm厚の合板材です。年月の経過で徐々に荷重によって合板が割れてきたものと思われます。

座割れのひどい椅子が3脚ありましたのでお預かりしました。

丸形スツール座面部分の木枠渕周りに、座板を受けとめる桟が見えます。であれば割れた座板を取外した後、現在よりも少し厚めの合板材を張り付けて塗装仕上げを行えば、修理費用もそれほど掛からないと考え、お客様にご提案しました。

修理費用が一番安価な方法でと依頼されたので、職人工房に持ち込み相談です。

座板は単純に椅子座面木枠に接着剤で取付けてあるだけでなく、木枠渕周りと桟との間に少し切込みがあり、その部分に座板をはめ込んで接着剤で固定してありました。

取替える新しい座板は、切り込み部分に差し込むことができないので、どのように固定するか職人と相談します。つづく

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続 秋田木工No.209スツール

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8月 11, 2021 · Posted in 椅子張替え  
    

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