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ダイニングチェアー修理

 ダイニングチェアーの座面裏張り布地がボロボロになったので張り替えて欲しいとお持込いただきました。

座面裏張生地を見ると、なるほどボロボロに破れてしまっています。

布地にはメーカー名なのでしょう「Calligaris」の文字が確認できました。
多分輸入家具です。


 座面裏張生地をよーく見ると・・・、布地ではありませんでした。紙製でした。紙では使用していく中で破れてしまうのも無理ないですね。早速、破れた座面裏張生地を剥がします。ダイニングチェアーをひっくり返して、座面裏張生地が止めてあるエアーネイル(ホッチキス針の大きいもの)を専用道具で取り外します。座面構造は、座面全体に井桁状にウエビングテープを施し、その上にウレタンクッション材を載せてある一般的なダイニングチェアーの構造でした。

 ただやはりきめ細かい日本の商品とは少々違い雑な部分が見えてしまいました。座面裏張生地で隠れてしまい見えない部分であり、構造的にはまったく何の問題も無いのですが、見た目が悪い。座面表地の余分にはみ出した部分がきちんと裁断してないのです。

 雑な仕事ですね。
 ただ切断作業を1工程増やすと、価格に影響しますので安価にするために省くのでしょうね。安田屋家具店専属の椅子張り職人が見たら「だから輸入品はなぁー」という声が聞こえそうです。

 今回張り替える座面裏張生地は、紙製でなく弾力のある黒色布地を使用しました。ちゃんとした布地です。ご近所のお客様でしたので、ご連絡して取りに来ていただくこととなりました。今回の張替費用は1脚 税込3,000円です。(送料は含まれていません)

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5月 7, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

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