お客様のお母様のお母様がお嫁入り時に持参された婚礼家具を、お客様のお嬢様の御婚礼家具として持参するために承った「桐塗りたんす」のリフォームが仕上がりました。お約束のご結婚式前までになんとか間に合いました。ホッと一安心です。よかったぁーー!!

 見てください。この出来栄え。まずは本体から。

 お預かり前の状態はこんなんでした。

 リフォーム後はまるで別物です。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
1月 29, 2012 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

 飛騨産業のロングセラー商品であるカントリーデザインの「C78 アッサム」と呼ばれるダイニングチェアーの座板が割れてしまった修理がありました。この手の修理は20年以上使用しているダイニングチェアーによくみられる修理内容です。飛騨産業のトレードマークである「キツツキ」のイラストシールがちゃんと張ってあります。正真正銘、飛騨産業の商品です。

 座板は1枚板ではなく、数枚の板を張り合わせた板から作られています。そのためその板同士の接合部分の接着がはがれてしまう場合があるようです。昔の接着剤が原因なのか、座板の収縮が原因なのかはよくわかりません。安田屋家具店でも年に数件ご修理を行なっていますが、ほぼ全て同じ症状です。

 
座板の接合部分がはがれてしまっています。

 
修理内容自体は、はがれた接着部分を貼り付けるだけの簡単な作業ですので、お客様自身でボンドや瞬間接着剤を使用して再接着修理される場合がたまにありますが、接着固定が完全でない場合がほとんどなので、お客様自身で接合されるのはやめられた方がいいですよ。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
1月 31, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

 椅子が回転する回転式のリビングパーソナルチェアー後修理依頼がありました。

 

 購入して数年が経過したら座ると椅子がガタツクようになったのと、ギシギシと音がするようになったとのことでした。早速見にお伺いすると真赤の合成皮革(ビニールレザー)張りの大っきなリビングパーソナルチェアーでした。座ってみると、確かにギシギシと音がします。またどことなくガタツクような感触がありました。直感的に多分回転板の緩みが原因ではないかと考えました。

 しかし詳しく原因を追究しないと完治できないので、一旦リビングチェアーをお預かりすることとしました。安田屋家具店に持ち込み、座面裏の回転板を確認してみます。

 やはり回転板のガタツキがありました。
 4箇所の接合ビスが全部緩んでいます。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
2月 18, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

 先日お伝えした飛騨産業のロングセラー商品であるカントリーデザインの「C78 アッサム」ダイニングチェアーの座板割れ修理が完了しましたのでご報告いたします。

 接合部ではがれてしまっていた座板は、強力な接着剤と固定治具を使用し完全に接着固定してあります。座板の収縮によって、接着部分の若干の段差が出てしまいます。手のひらで座面をなでると感じるわずかな段差ですので気になることはないかと思いますが、この点はご了承下さい。


 
さらに座裏にははがれた部分を補強するために補強板を取り付けます。この補強板は座裏に出っ張って取り付けますが目立ちはしませんのでご安心下さい。座面は体重がかかる部分ですので、万が一を考えて必ず補強板を取り付けます。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
2月 28, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

 現在使用されているダイニングテーブルの天板のみをご新居にて再利用したいとのご相談があった。想い出が刻み込まれたダイニングテーブルなのだが、新居にて使用するにはサイズ的な問題があり使用できない。かといって粗大ゴミとして処分するのも忍びない。なんとか再活用できないだろうか思い、新居のワーキングテーブルの天板として利用することを考えられました。

 現在は板脚2本のH脚タイプのダイニングテーブルのようです。天板の色は一般的な塗装色ではない「グリーン」のようです。天板サイズは横幅1500×奥行900㎜。写真を見る限り、天板は縁周りに薄板が巻いてあるようなので、恐らく突板仕様のように思える。一般的にこのような仕様の天板は、内部が空洞の「フラッシュ構造」が多いため、少々手間がかかります。

 お客様からの相談内容だと、天板のみを再利用して、脚は破棄されるとのこと。天板サイズの奥行きを200㎜カットして、幅1500×奥行700㎜の天板にして壁面に取り付けてワーキングテーブル天板として再利用したいとのことでした。

 天板が無垢板であれば簡単に切断して、天板表面を削りなおして再塗装を行えば新品に甦ります。しかし突板仕上げですと若干の作業内容が追加されます。また天板表面も削りすぎると下地が出てしまうため、深い凹みキズがある場合は若干残ってしまいます。それでもほぼ新品の天板に甦ることに変わりはありません。

 ダイニングテーブル天板の奥行きのみ200㎜切断する場合、切断は片面のみ切断します。天板仕様が「フラッシュ構造」の場合、切断箇所の断面に芯材が入っていないと考えられますので隙間を埋め木します。 その後、断面に単板を張り、角の丸みを他に合わせます。 天板表面、縁周りの現在の塗装を削り落とします。 最後に現在と同じような塗装色で塗装します。 塗料はウレタン塗料を使用し、キズに強いハードコーティング 仕上げを施します。

 塗装色に関して、現在のグリーン色が一般的な 家具に使用しない色なので、塗料を仕入れての塗装となり、塗料のロス部分も含んでしまうため、一般的な茶系統の色よりも割高になります。

作業手順としては

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
3月 21, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

« 前ページへ次ページへ »

Verified by MonsterInsights