20年ほど前に納品させていただいた飲食店の椅子修理がありました。

安田屋家具店から車で約2時間。
愛知県弥富市にあるとってもおしゃれなカフェです。

以前にも修理したのですが、その時に修理しなかった椅子の不具合です。原因は構造的な欠陥です。デザイン重視で耐久性をなくした結果です。椅子は「アントステラ」というアメリカンカントリーデザインの輸入商品です。輸入元は家具専門店ではありませんので、構造的な欠陥はあまり考えないのかもしれません。

座面はペーパーコード1本編みです。
座面サイズは、幅420、奥行360㎜です。

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6月 2, 2012 · Posted in 椅子張替え  
    

お客様からデザイナー家具のご修理のご質問がありましたのでご紹介します。

「Vitra社製の「ノグチコーヒーテーブル(ウォールナット色)」を愛用しているのですが、購入から6~7年経って色褪せてしまいました。特に直射日光の当たっていた部分が白っぽくなりました。先日、着色ニスを使って自力で再塗装してみたのですが、ムラができてあまり美しくない状態です(やすりもかけずにそのまま複数回重ね塗りしました)。色目もイメージしていたものと違います。

その状態から貴社にて再塗装していただくことは可能でしょうか。また、費用はおおよそおいくらぐらいになりそうでしょうか。」

お問合せのノグチコーヒーテーブル(ウォールナット色)の塗替えですが、再塗装、塗り直し修理は可能です。現状がどのようになっているかで若干修理費用が変わりますが、税込16,000円~22,000円内で塗替え修理ができるかと思います。ただし、お客様宅から当店、当店からお客様宅までの往復の送料は別途必要です。脚は板状になるので送料はそれほどかからないと思います。

着色ニスを塗られてしまいましたか。

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6月 4, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

今日、厳重に梱包してある荷物が届いた。

中身は何かなと思いつつ、開梱してみた。すると中から出てきたものは・・・・・、

「イサムノグチ」デザインのガラステーブルの木製脚でした。そうです、先日ご修理相談があったお客様からの荷物が届いたのでした。早速、塗り直し修理を行なう木製脚の現状を確認しました。お客様自身でニスを塗られたとか・・・・・。

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6月 6, 2012 · Posted in テーブル修理  
    

先日お預かりしたイサム・ノグチデザインの「ノグチコーヒーテーブル」の板脚の塗り直しが完了しました。お預かり当初はこんな状態でした。

お客様自身で市販のニス塗装を塗られたとのことで、テカテカに輝いています。また表面はゴテゴテになってしまっています。さらにすでに塗装のはがれも生じていました。

塗り直す前に、板脚全面の塗装面をすべて削り、木地の状態にしなくてはなりません。先日お伝えしたようにこの根気が要る作業を数日間行ないました。そして再塗装です。今回使用する塗料は、ホルムアルデヒトなどの含有率がないエコ塗料のウレタン塗装仕上げです。

お客様からのご指定は、以前の色よりも濃い「ウォールナット色」でした。修理前よりも濃い色になるので特に問題はありませんでした。しかしお客様のイメージされている色と、私共がイメージしている「ウォールナット色」が必ずしも同じとは限りませんので、職人に色見本を製作させ、それをお客様にお送りしました。同時に「ウォールナット色とのご指示がございましたので、色板見本をお送りいたしました。到着しましたら色を確認して下さい。ただ現在の脚の木材の色がございますので、実際の仕上がりは、若干色見本と違いますことをご了承下さい。また色が濃い色となりますので、薄い色と比較して木目が目立ちにくいイメージとなりますのでご了承下さい。またツヤですが、色見本板は全消しでツヤがまったくない塗装をしてありますが、3分程度のほんの少しのツヤをつけた最終塗装を行なう予定です。」との修理内容についてのご説明文を同封いたしました。

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6月 27, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

お客様が子供の頃から自宅にあった座卓のリフォームのご相談がありました。早速見に行くと、ケヤキ無垢材の座卓でした。

サイズはとてもコンパクトな「四尺」と呼ばれる大きさです。家具業界ではいまだに日本古来の大きさの呼称である尺貫法が生きています。四尺とは、約120cmです。いまではすっかりこの「四尺座卓」は少なくなりました。もっとサイズの大きい「五尺(150cm」、「六尺(180cm)」の種類は多いのですが、コンパクトな4尺サイズはめっきり種類が少ないようになってしまいました。

今から約70年ほど前の座卓の表面は、ご家族の想い出がそこかしこに刻み込まれています。この傷こそが一家の歴史そのものですね。お客様も懐かしく子供時代に使用していた座卓の想い出を語っていただきました。

脚も天板も全てケヤキの無垢材が使用されています。

安田屋家具店の地元の職人でも塗り直しができるのですが、座卓製造の本場である四国、高松の座卓工場の社長に修理見積を依頼すると、運賃を計算しても地元の職人と大きな金額の差がないことがわかりました。そこで今回は、四国・高松の工場で塗り直し修理を行なうことにしました。

修理方法としては、天板と幕板付き脚を取外し、それぞれの全表面を削ります。無垢板なので深い凹み傷もなくなるように削ります。その後、ウレタン塗装仕上げを行い完成させます。

早速、お客様宅から座卓をあずかり、安田屋家具店にて梱包作業を行い、すぐさま高松に発送です。到着後、10日間前後で仕上がる予定です。仕上がり具合は、後日またご報告いたします。

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7月 1, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

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