総桐製の手許たんすのリフォームのご相談がありました。
ご主人の実家で使用されていた80年ほど前の整理棚でした。

横幅/490、奥行/290、高さ/700㎜。
側板・天板は桐無垢材を使用し着色仕上げを施してあります。

開き扉は、桐たんすと同じ「桐柾目」を使用し、刺繍がはめ込まれています。開き扉、最下段の引出しともに仕上げは桐たんすと同じ「トノ粉」仕上げだったようです。年数の経過とともに「トノ粉」が落ちてしまい黒ずんでしまっています。

この記事の続きを読む »

今回のリフォーム内容は、手許たんす全体を洗い、乾燥後、全ての表面を削ります。開き扉に関しては、はめ込んである刺繍は取外し、刺繍を取外した凹み部分まで桐材を削ります。引出し前板も同様に削ります。その後、全ての部分を塗装仕上げを行います。塗装色は現在と同じ色にいます。扉・引出し前板部分は若干薄い色に仕上げ、コントラストをつけるようにします。

お預かりして約10日後、新しく生まれ変わりました。


———リフォーム前——–                      ————-リフォーム後—————


———リフォーム前——–                      ————-リフォーム後—————

見違えるほどきれいに仕上がりました。
お客様にも大変ご満足いただけました。
新しいご家族の想い出と歴史を刻み込まれ、親から子へ、子から孫へと代々受け継がれていく家具となることを願っています。
今回のリフォーム費用は、税込 38,000円でした。(送料別途)

リフォーム後の状態をご覧いただきましょう。

ご家族の歴史と想い出が刻み込まれた家具がご自宅で誰からも忘れられて眠っているのを発見されたら、ぜひリフォームをしてみませんか。そのままだと汚れていてお部屋に置くのはちょっとね・・・、という家具も、洗濯をして塗り直しを行えば新品にリフレッシュします。現在の家具にはない、人間味あふれたあったかーいデザインと材質がお部屋のインテリアをぐぐっと上げてくれる家具となることでしょう。

ぜひ安田屋家具店にご相談ください。
岐阜市近郊であれば、ご自宅にお伺いして無料で御見積いたします。

« 元に戻る

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
    

一昨日お知らせしましたカリモク製食堂椅子「CS4915CD」の背もたれ籐シート破れの張替修理についてお知らせしましたが、安田屋家具店の籐職人で修理した場合の修理費用とカリモク工場で修理した場合の修理費用がそれぞれ連絡がありました。

現状は・・・・、

拡大

五分カゴ目籐シートを使用してあり、溝決込み仕上げと言う仕上げです。

座面を取外すと、座面下部はエアーネイル(ホッチキス針の大きなもの)で籐シートを止めてあります。

さて修理費用ですが、安田屋家具店の籐職人で行った場合、籐シートを着色しない生地仕上げで税込15,800円、着色仕上げを行うと税込21,000円です。

ではカリモクブランドのプライドにかけて、カリモクではどうだったでしょうか・・・・。
今までの経験上、カリモクの場合、すでに生産中止になった商品の修理はかなり高額であったからと心配しつつも、籐張りシートは無限材でも採用されている商品はあるのだからそんなに高くはないだろうという淡い期待を持ちつつ連絡を待ちました。

そしてカリモク~連絡があった修理金額は、税込15,000円でした。
それもなんと現状と同じ着色仕上げを行っての価格です。
これはとってもお値打ちなことです。

安田屋家具店との価格の大きな違いは、運賃でした。
安田屋家具店の籐職人を使用した場合、籐職人工房までの往復運賃が約3,800円程度かかってしまいます。カリモクの場合も通常ならば同様の価格がかかるのですが、今回はカリモク小牧営業所の安田屋家具店担当者さんが、営業周りで岐阜に立ち寄られた時に椅子を引き取ってくれると言う好意のため、運賃がかからないからなんです。カリモクさんありがとう。

お客様に御見積金額をご説明し、カリモク工場で修理を行うこととなりました。
近日中に修理が終わりましたらビフォー・アフターをご覧いただきましょう。

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
9月 7, 2010 · Posted in 椅子張替え  
    

テレビドラマ的にはあまりパッとしなかったのですが、インテリア業界、とりわけ家具屋さんではないインテリアショップをドラマの下地にしたフジテレビドラマ「月の恋人」に出ていた家具が、キムタク(木村拓哉)効果によって俄然注目されていました。今はもう落ち着きましたけど・・・。

その注目されていた家具の一つに、木村拓哉(キムタク)が演じる社長室に置かれていた籐製のハンギングチェアーがあります。

デンマークのデザイナー Jorgen Ditzel , Nanna Ditzel(ナンナ・ディッツェル) の夫妻によりデザインされ、1957年に発表され、それから半世紀が経ちましたが、今なお広く愛され続けているモダンファニチャーを代表する名作です。吊 るして使用する椅子となっており、包まれる感覚、独特の浮遊感を味わうことが出来ます。安田屋家具店の実店舗にて四代目も座り心地を試しましたが、脚が浮いた状態となりますので、空中に浮かんでいるような浮遊感を感じ、心地よい座り心地で病み付きになりそうです。

7月末に、安田屋家具店ネットショップである「ぎふ楽市楽座」店にてこのハンギングチェアーのご購入がありました。ご注文いただいてから製作しますのでお届けまで約1ヶ月ほどお待ちいただいておりました。そして本日、ハンギングチェアーが入荷してきました。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
    

安田屋家具店のホームページも開設以来早いもので2年が経過しました。
その間いろんな話題を提供してまいりましたところ、ここ最近やっとなんやかんやで安田屋家具店ホームページをご覧頂く機会が増え、それに伴い家具修理の御見積依頼なども届くようになりました。

今回ご紹介するのは、つい先日NHK教育テレビ「美の壺」にて紹介されていた今は無き【 秋田木工 】製のスタッキングチェアーの張替修理御見積についてのお便りです。この【 秋田木工 】製のスタッキングチェアーは、1955年に製作され、1990年には生産台数が100万脚を超えたスツールなんです。日本デザイン界のパイオニアの1人、剣持勇がデザインした、シンプルな美しさと機能性を兼ね備えた名作です。都市生活向けの家具として設計されており、省スペース化を実現するためスタッキングが可能になっています。

【 秋田木工 】は、会社再生を試みた後、大塚家具に買収され、今は大塚グループ工場となっています。したがって安田屋家具店ではもう取り扱えないというか、仕入れることのできない商品なんです。残念。でも張替修理はできますよ。

お客様 A様からのお便りです。
——————————————————
先日、ふと思い立って、40年前に結婚祝いにもらったスツールの手入れをしていましたら、「秋田木工」のシールに気が付きました。
インターネットで検索しましたところ、御社のサイトに行きつきました。40年来愛用のスツールで、現在なお健在です。ただ、座面が3回目の張り替えが必要になってきました。あまりにぼろぼろなのですが、なぜか座りやすくて捨てられないこのスツールが、こんなに歴史のあるものとは思いもよらず、なおせるものならば、、とご連絡した次第です。2脚あります。張替見積をお願いします。

—————————————————–

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
9月 9, 2010 · Posted in 椅子張替え  
    

9月ももうすぐ中旬というのに、日中はまだまだ猛暑が続いています。
日中の気温は30度近くになりますが、7月8月とは違い、肌をさすような暑さは感じられなくなりました。朝夕ともなると心地よい爽やかな風が吹き、「あぁー、秋だなぁーー」と感じるようになりました。そして秋風とともに安田屋家具店に「ちょっとスツール」が新しく入ってきました。

【 ちょっとスツール 】・・・・・・????

お玄関先に「ちょっと」、リビングに「ちょっと」、ダイニングに「ちょっと」・・・・。いろんな場所で「ちょっと」必要な時にとっても便利なスツールです。コンパクトサイズで軽くて場所をとらず、「ちょっと」と必要な時にサッと使える、ご自宅に1脚でもあるととっても便利な椅子です。

「ちょっとスツール」第一弾は・・・・、クリ無垢材オイル仕上げで作りました。

サイズは幅330、奥行330、高さ(座高)425㎜
材質は国産クリ無垢材を使用し、植物性オイルで仕上げてあります。
もちろん製作は日本国内、静岡の工房で製作しています。
安心安全な日本の国産家具です。

座面

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
9月 12, 2010 · Posted in 商品紹介, ダイニングルーム  
    

« 前ページへ次ページへ »

Verified by MonsterInsights