お客様から依頼された輸入家具の椅子ご修理、その商品名、工場名がわかったことで、次なる手を打った四代目です。商品名「ASTORIA CHAIR」を取扱、販売をしている家具店に破損した部品のみの販売はできるのかをメールで尋ねてみた。
「はじめまして。岐阜市で家具販売・家具修理を行なっています株式会社安田屋家具店と申します。お客様からの修理依頼の商品が、御社の取扱商品であることがわかりましたのでメールさせていただきました。お客様はどちらの家具店で購入されたかわからないため当社に修理依頼がありました。
商品名 BONACINA Astoria Chair
修理箇所
カバーリング仕様になっている座面を固定するために背もたれ木部に取り付けてあるアングル金具のL型部分の一方が、接合離れによって破損しています。そのため背もたれ木部に金具を固定できない状態で、
座面がぐらついてしまいます。
修理法法
添付しました写真のシルバー色の座面受けアングル金具を1本交換する方法。革ロープをまたぐ補助金具、ネジなどは全て揃っているのでアングル金具のみ取替えです。
依頼事項
添付しました写真のシルバー色の座面受けアングル金具のみ1本を送っていただくことはできますか。その場合の価格をお知らせください。取替え修理は当店にて行ないます。修理脚数は1脚のみですので、取替え金具も1本です。以上、ご連絡をお待ちしています。 」
翌日、早速に返信がありました。
この記事の続きを読む »
「前略 早速ですが、メールを拝見致しました。弊社でも、Bonaldo の商品を輸入・販売しておりますが、輸入総代理店ではございません。弊社で販売した商品については、部品の取り寄せ、修理等のサービスも行っておりますが、他社様でご購入のお客様には大変申し訳ございませんが、after serviceを致しておりません。何卒、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。早々 」うーーーん。
心の狭いお店だ。
というか、こういうドライな考えでないと儲からないんだろうな。まっ、理解はできるけどねぇ。でも度量が小さいなぁ~~!
取扱商品の部品を分けてもらえないかというメールが安田屋家具店に来たら、最終消費者の困った様子が目に浮かび、他店で購入された家具であっても部品をお分けしてしまうような安田屋家具店のゆるーい考えでは、儲からないんだろうなとつくづく考える四代目でした。考えをドライに改めるべきか、最終消費者の立場になって考えるべきか・・・・・、迷うところです。
いずれにしても日本での部品調達は難しそうであることがわかった。部品取替えで簡単に修理が終わるかと思いきや、なかなか大変なことになってきたなぁーと考えながら、次の一手に考えをめぐらす四代目でした。
« 元に戻る