ここのところ飛騨・高山に工場がある飛騨産業製作の椅子修理が続きます。

今回はロッキングチェアーの板座が割れたので、接合修理です。

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座板は1枚板で作られているのではなく、4~5枚程度の板を張り合わせて1枚の板にしてから座板の形状に仕上げます。そのため使用年数が長くなると、接合部の接着剤の緩みと木部の伸縮により、接合部で割れる現象がおきます。

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割れた断面はとてもきれいです。 一般の方は、木工ボンドで接着できると考えてご自分で貼り付けるのですが、単純に木工ボンドをつけてくっつけるだけではダメなんです。接着力が弱いんです。

「はたがね」のような固定治具で12時間以上接合箇所を圧着させておかないとダメなんです。一般のご家庭には固定治具なんてありませんから、ご自分で接着させようなんて考えは持たない方がよろしいですよ。

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6月 17, 2015 · Posted in 椅子張替え  
    

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