B様より購入した「ハイロジックアングル蝶番20×15」が破損金具と合わず、返品もできないと大変お困りの様子でご連絡がありました。四代目の家具業界35年間で得たプロ知識で解決いたしましょう。
B様より
蝶番「GY20-20」を探しています。
こちらの在庫はありますでしょうか?
安田屋家具店ホームページを拝見するところによると、この蝶番を作った会社のものは強度が低くすでに廃盤になっているようなのですが・・・。
ネットでこれはと思うサイズで購入したのですが(ハイロジックアングル蝶番20×15)、円形のカーブの部分のサイズが微妙に合わず使えませんでした。返品もきかず困っています。もし在庫がない場合、他に使用できる製品はありますでしょうか?
近くに蝶番を扱っている店舗が分からず、また通販だとサイズでの判断が出来ず購入が難しいので、こちらにお問い合わせさせていただきました。よろしくお願いいたします。
安田屋家具店からの返信
この記事の続きを読む »
GY刻印の金具は、すでに生産中止のためまったく同じ金具は現存していませんが、金具サイズが「20-20」であれば他工場の金具で代替えできますのでご安心ください。
先にネットで購入された「ハイロジックアングル蝶番20×15」は、金具のサイズが違っていますので、取り換えられたとしても扉の開閉に支障が出ます。
金具のサイズを確認するには、破損した金具の裏側を見てください。数字が4つ刻印されています。
「2020」と刻印されていれば「20-20」サイズ、「2015」と刻印されていれば「20-15」サイズとなります。破損した金具の刻印をご連絡ください。
次に30年以上前の金具の場合、扉に彫られている穴にはめ入れる金具円形部分のサイズが現在の金具よりも小さいタイプがあります。扉にあいている穴のサイズを確認ください。現在の金具は穴の直径(扉上下方向)は35mm、穴の長さ(扉左右方向)は27mmです。
古い金具の場合、穴の長さ(扉左右方向)は24mmと短いタイプがあります。
この古い金具の場合には扉にあいている穴を彫り広げる作業が必要となります。
ただし金具サイズが「20-15」のみは、旧タイプの金具を復刻生産していますので穴を彫り広げる作業は必要ありません。他のサイズは旧タイプの金具は現存していませんので、穴を彫り広げなければなりません。ので注意が必要です。
金具の円形部分の形状を見れば現行タイプの金具なのか、旧タイプの金具なのかが判別できます。
円形部分の下部がくびれていれば現行サイズの金具です。
一方、旧タイプの金具はくびれがありません。ここの形状を確認すれば穴のサイズを計測しなくても判別ができます。
今回ご紹介の丁番金具は、365日24時間いつでも安田屋家具店オンラインショップにてお買い求めいただけます。ぜひご利用ください。
« 元に戻る