先日ご紹介した「チーク材」食器戸棚に使用されている扉丁番金具が一般的な金具ではない特殊な形状の金具で、破損したため交換部品が無いかとのご相談の続報です。破損した金具は・・・、
代替えできる金具だと思われる金具が・・・、
T様から再度お問合せ
頂いたサイズ図を見てたのですが、若干サイズ感が違う気もしますが同様と思って問題ないでしょうか。 購入前に念の為確認させてください。
安田屋家具店からの返信
お送り頂いた写真から判断すると、幅は同じですが、破損金具サイズの長さが4mm程短いようです。
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ただ扉に金具をはめ入れるために彫ってある溝のサイズが、幅10mm×長さ60mmあるので、金具サイズははめ込むことができると思います。現状は溝の先端に隙間があるので、その隙間サイズを加えると、現行の代替金具が使えるのではないかと思います。
ただ写真からでは溝の深さが確認できませんので、金具の厚み3.5mmと同じ溝の深さであるか確認ください。
食器戸棚本体側の天井部分の金具をはめ入れる溝は、破損金具の長さと同じ長さになっているので、家具本体の天井部の溝の先端を少し彫り広げる作業が必用になるのではないかと思います。
いずれにしても破損金具と同じサイズの金具は現存していませんので、家具本体と扉の金具をはめ入れる溝を現行の代替金具に合わせる必要があります。
T様からご連絡
溝の深さを測ってみました。3.5mmありましたのでハマりそうです。 本体側の天井部分はなぜか金具サイズにピッタリの長さになってるので、 ご記載の通り拡張しないとダメそうです。 小刀などで削るしかないかと思いますが、 もし拡張するのに適した器具などご存知であれば教えて頂けると助かります。また一点確認ですが、壊れたのは扉上の部分なのですが、壊れていない扉下の方も変えないといけないものなのでしょうか。
安田屋家具店からの返信
食器戸棚の天板にあけられている金具をはめ入れる溝を彫るのは、電動ルーターがあると簡単にできます。電動彫刻刀でもできますが、深さを一定にするには電動ルーターの方が簡単です。道具がない場合は、建具店などにご自宅で溝を彫り広げてもらうよう依頼するのをお勧めします。
金具の取替数についてですが、基本的には1個破損した場合、その影響が破損していない金具にも加わっているので、扉1枚の金具は同時に変えることをお勧めしています。新旧の金具が混在して取付いていると、金具の耐久性が劣化するなど支障が生ずる場合があります。
ただ基本的な考え方ですので、破損した金具1個のみを取替える方法でもとりあえずは扉は元の様に家具本体に取付き、開閉ができるようになると思います。1個取り換えて扉の開閉に支障が生ずる場合は、後で残りの1個を追加で取替えるやり方でも問題ないと思います。
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