美殿町では、商店主達が月に一度集まる「講(こう)」という習慣があります。「講(こう)」とは、無尽(むじん)とは日本の金融の 一形態で、複数の個人や法人等 が講等の組織に加盟 して、一定又は変動した金品を定期又は不定期に講等に対して払い込み、利息の額で競合う競りや抽選によって金品の給付を 受けるということです。
美殿町で「講(こう)」が始まったのは、恐らく先々代の頃ではないかと思います。現代のようにサラ金やキャッシングなどというものがなく、お金を借りるのは銀行しかありませんでした。銀行で借りる場合は審査に時間がかかってすぐに現金が必要な時に間に合いません。そのため商店主が毎月集まり、毎月講金を出資し、その月に現金が必要な人が競り落とすという方式で、商店主相互扶助的な考えでした。
美殿町にでは現在3世代の「講(こう)」があります。
・青陽会・・・年齢70歳以上の先代の商店主世代
・美友会・・・年齢50歳~60歳前後の現在の商店主世代
・美翔会・・・年齢30歳~50歳の現在の商店主の息子世代
この中で四代目が所属しているのは、毎月20日に開催している「美友会」と、その後の世代を育成するために四代目が立ち上げた毎月6日に開催している「美翔会」の二つです。
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そして今回ご紹介するのは、先日20日に開催された「美友会」のことです。
「美友会」は、毎年6月は慰安・懇親旅行となっていて、ここ数年は海に近い場所に一泊2日で行っていました。とっても格安な名鉄電車旅を利用して、「篠島」「西浦温泉」、それ以前は「加賀温泉」「下呂温泉「熱海温泉」といろいろなところに行っていました。そしてこの6月旅行の幹事は毎回四代目が行っていました。昨年は「西浦温泉」に行き、その時の様子はコチラの「旦那六人衆 漫遊記」でご覧いただけます。
そして今年は、旅行よりも美殿町界隈で普段高くて気軽に行けない高級料理を堪能しようということになり、【 飛騨牛 】ステーキとなりました。岐阜市内で【 飛騨牛ステーキ 】で有名なのは、「花ざくろ」・「松屋」・「潜龍」だと思います。この中で「花ざくろ」さんは、安田屋家具店のお客様で店内の家具は安田屋家具店ご提案・納品の家具なんですよ。というわけで「花ざくろ」さんは食べに行ったことはあるし、「潜龍」さんも行ったことがあります。安田屋家具店が立地している美殿町のすぐ隣、歩いて3分くらいの柳ヶ瀬にある「松屋」には行ったことが一度もありません。うわさではかなり美味しいらしいんです。でも価格も・・・・・?????
というわけで今回は慰安・懇親旅行を取りやめ、交通費分も全て料理にしようということで「松屋」飛騨牛ステーキとなりました。例年の慰安・懇親旅行の参加者はメンバーの半分6名前後でしたが、今回はなんと11名全員出席でオドロキです。美友会として全員出席はココ十数年なかったことです。2週間前からワクワクしていて、そして今日その当日を迎えました。
各自店を閉め、「松屋」に急ぎます。
松屋に向かう左から、「永田歯科医院」院長、「中嶋祥雲堂」店主、「おふとんのお店すずきや」さん。左上に見える柳ヶ瀬のアーケードへと進みます。柳ヶ瀬アーケードでは、ゆるキャラNo.1の「やなな」の大きな顔フラッグがお出迎え。
この続きは明日に・・・。
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