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下駄箱 吊り扉部品の供給

先日、下駄箱の吊り扉に使用されているプラスチック製部品「羽無しタイプ」をお送りしたI様から、将来また摩耗で部品が破損した時のことを考えたお問い合わせがありました。

I様からのお問合せ
本日、羽根なしの部品が送付されました。早速のご対応ありがとうございました。

本部品は、今後、いつごろまで供給される予定でしょうか?
もし、供給が1,2年で終了するのであれば在庫をこちらで持っておきたいと思っております。できましたら、ご返信いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

安田屋家具店からの返信
お送りした部品がお役に立ち光栄です。
この部品は、岐阜県にて下駄箱を製造していた「ミランコーポレーション」が使用していたことから、たまたま部品入手ができました。納品していた金具問屋が安田屋家具店と同じだったことから取り扱いがあることがわかったのです。

この会社もすでに家具生産を終了しました。また全国の家具工場でも吊り扉にお送りした部品を使用した家具を生産することがほとんど無くなりました。

この部品は、ナショナル、永大産業、DAIKEN住宅が生産した下駄箱に使用されていましたが、いずれもすでにこの部品を使用した下駄箱の生産は終了しています。

そのため部品の需要が激減し、かろうじて取替用としてのみ部品生産をしている状況です。

そのためいつ生産終了し、在庫が無くなるかは不明です。突然生産終了し、在庫が無くなることもあり得る状況となっています。

現時点ではまだ200個以上は当店が在庫持っていますが(2021年7月時点)、工場の生産が終了すると、当店の在庫数のみとなることが考えら、あっという間に在庫が無くなることが予想されます。

それらの状況をご検討いただき、予備の保管をお考え下さい。長期間保管していても劣化することはほぼ無いと考えます。

I様からご返信
情報ありがとうございました。家に据付の靴箱ですので、補修部品がないと靴箱ごと交換になるところでした。家を建ててから30年ぐらいたちますが、メーカーさんに本当に補修部品の供給年数というのは考えてもらいたいです。

本当に助かりました。また、近いうちに発注すると思います。よろしくお願いします。

本当にそうですよね。
永久に部品のみの供給は難しいものの、家具は耐久消費財なので、代替部品での対応など、世の中に家具を供給したからには、部品供給を必ず考えて欲しいと四代目も思います。

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