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かなり古い丁番金具

以前に丁番についてお問い合わせがあったお客様から別の種類の丁番金具についてのお問い合わせがありました。破損した金具形状は見たことのある特徴的な形状ですが、かなり古い金具のようです。

S様からのお問い合わせ
お世話になっております。前回も丁番についてお問合せさせて頂いた者ですが、今回はカップボードの丁番についてお聞きしたいことがございます。

現地丁番の写真を送らせて頂きますので、同じものがあるか、もしくは代替できる丁番があるか教えて頂けますでしょうか。お手数お掛けしますが宜しくお願い致します。

安田屋家具店からの返信
破損金具の写真を確認しました。
破損金具を生産していた工場はすでに廃業しているため、まったく同じ金具は現存しません。しかし金具サイズとなる「扉側」が20mm、「家具本体側」16mmのようですので、金具サイズ「20-15」の他工場の金具で代替えできると思います。ちなみに「20-16」サイズの金具は現存しません。

添付写真の(A)と(B)のサイズを再確認ください。
(A)は扉側に取付ける金具円形部位の金具の厚みの上から下方の接合瓶の中心までの長さ。

(B)は家具本体側に取付ける金具部位の金具の厚みの下から下方の折れ曲がった部分の先端までの長さ。

(A)が20mm、(B)が16mmまたは15mmであれば「20-15」サイズで代替えできます。1mm程度の違いであれば支障なく実店舗での取替経験がありますので支障は生じないと考えます。

またもう1か所確認していただきたい場所があります。
扉に彫られている金具円形部位をはめ入れる円形溝のサイズです。

円形溝の直径(扉上下方向)は35mmだと思いますが、円形溝の長さ(扉左右方向)が27mmまたは24mmのどちらであるかを確認ください。

現時点では27mmタイプ、旧サイズの24mmタイプのどちらもありますが、価格が異なりますのでお知らせください。尚、今後は旧サイズの24mmタイプしか存在しなくなります。27mmタイプは当店在庫のみが現存する金具となります。

写真から判断すると扉側の金具部位は円形ではなく、両側が直線となっているロケット型だと思います。代替金具は真ん丸のため、代替金具の金具サイズが1mm程度大きくなっています。そのため場合によっては扉にあいている円形溝を少し彫り広げる作業が必用となります。

ただ多くの場合は現在の円形溝にただ着込めば入っていますので、今回も削る作業は必要ないと思いますが、実際に作業してみないとわかりませんのでご了承ください。

金具円形部分のサイズのご連絡をお待ちしています。
ご連絡があり次第、代替金具をご紹介いたします。

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11月 19, 2023 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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