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古い24-24丁番破損

Y様からたんすの丁番が破損したので困っているとのご相談がありました。

Y様からのご相談
丁番の件でサイズと写真をお送りします。洋服たんすはもう今は廃業されている広島の「いまだ」の商品です。

サイズは24-24で良いと思います。測ると23ミリ〜24ミリの間くらいです。

扉に埋め込む側の写真です。厚みは5ミリです。

安田屋家具店からの返信
破損金具は一般的に「アングル丁番」と呼ばれる金具です。扉側に取付ける金具形状と家具本体側に取付ける金具形状が破損金具の様に同じ形状の金具は珍しいです。現在の金具の形状は少し異なります。

また家具本体側板に取付ける部分ですが、側板に直付けタイプとなります。金具形状に合わせた堀込はありません。

破損金具と同じ金具は残念ながら現存していません。金具サイズ(扉側)24mm、(家具本体側)24mmとのことであれば、丁番サイズは「24-24」です。1mm程度の違いであれば問題ないと思います。

扉側に取付ける金具部分は先端が丸くなっていて、両サイドは直線の「ロケット型」です。金具の幅は34mm、長さは40mm、金具の厚みは6mmです。扉にあいている金具をはめ入れる溝の深さは6mmとなります。

代替金具「24-24」の在庫はあります。
金具は1個税込み1,300円(2023年11月時点)です。取付ビスが付属します。送料が別途必要です。
ご注文は安田屋家具店オンラインショップをご利用ください。

【追伸】
現行の「24-24」サイズの金具でうまく代替できれば問題ないのですが、実際に取り換えてみないと扉の開閉に支障が出るか出ないかがわかりません。

支障が出る場合の多くは、扉側にあいている溝の深さが金具の厚みよりも深かったり、浅かったりして、金具表面が扉表面よりへこんでいたり、飛び出たりしたことが原因です。

破損金具が使用されている扉は恐らく大きくて重い扉が使用されていると考えられます。破損金具は微調整ができないことから、今はほとんど使用されません。

特に大きくて重い扉の場合は、現在主流の「スライド丁番」に取り換える修理方法も選択肢の一つとなります。その場合、扉にあいている溝のサイズや位置を変更する作業が必用となりますが、将来的なことを考えると「スライド丁番」に変更されるのも良いかと思います。

多分「全カブセ」タイプで良いと思いますが、家具の扉の取付状況によって金具種類が変わりますので、現物を確認しないと判断できませんのでご了承ください。

お役に立つ情報であれば幸いです。

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12月 9, 2023 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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