前回お伝えした婚礼たんす、いわゆる洋服タンスの「アングル丁番金具」を「スライド丁番金具」に取り替える修理が完了いたしましたのでご報告いたします。

 事前に全ての扉をお預かりしているので、お客様宅には扉の付いていない洋服タンス本体のみがそのまま設置されている状態です。「アングル丁番金具」から「スライド丁番金具」に取替えた扉をお部屋に運び込み取り付け作業開始です。

 まず厚さ2㎜、3㎜と数種類の厚みのベニヤ板を用意します。

 そしてたんす本体の引出し前板の上に用意したベニヤ板を乗せ、そして扉をその上に乗せてみます。

 
ベニヤの厚み分、扉と引出し上部との間に隙間ができる仕組みです。ベニヤの厚みを変えながら扉を乗せてみて、天板と扉の隙間を確認します。今回は2.5㎜厚のベニヤ板がぴったり合いました。扉上下の隙間もちょうどよい状態になっています。

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30年ほど前に他店にてご購入された横幅1800㎜の大きな食器戸棚。1年ほど前に扉についているアングル丁番金具の取替え修理を安田屋家具店にて行ないましたが、その時には異常がなく取替えなかったアングル丁番金具が折れてしまったとの連絡が入りました。直ぐにご訪問です。

縦長のガラス扉に取り付いているアングル丁番金具が折れています。

破損した金具に刻印されているロゴを見ると「KSD」のマークがかすかに読み取れました。1年前に安田屋家具店にて取替えた金具を確認すると「RABBIT」社製の金具を使用していました。ということは金具のサイズを確認です。

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30年近く前の婚礼たんす(両開きの洋たんすです)のアングル丁番(?)が折れてしまい、扉が落ちてしまいました。 安田屋家具店ホームページを見て、この状態なら修理できる可能性があるのでは?と思いメールさせていただきます。もし修理が可能でしたら、ぜひともお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 たんすのサイズは 巾102、高さ190、奥行き62センチ程度です。

s-全体写真 s-折れた金具2

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ダイニングの椅子2脚(木のまま):腰かける部分が割れてしまいました。直していただけるでしょうか?見積とどのような梱包で送ったらいいのか教えてください。よろしくお願いいたします。

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1月 20, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

お客様からダイニングチェアーの背もたれ籐部分が破れたので修理見積を依頼されましたので早速商品を見に行ってきました。一般的にダイニングチェアーの背もたれに使用されている籐部分は、張替ができるように「溝決込み仕上げ」といって、木部フレームに溝を彫り、その溝に籐シートをはめ込んでから籐芯を叩き込んで止めてある仕上げ方がほとんどです。今回も多分そうだろうなぁーと思いつつご訪問。

椅子に「maruni」のシールが張ってありました。
広島に工場があるマルニ木工の商品です。
修理部分の背もたれを確認すると・・・・、

s-IMG_9978

なんと籐シートは手編み仕上げでした。
現在ではほとんど見なくなった職人手編み仕上げです。
お客様に現在と同じ「手編み仕上げ」での修理金額と、木部フレームに溝彫り加工を施し、籐シートをはめ込む「溝決込み仕上げ」の2通りの修理金額を職人に算出させることをお伝えし帰社。

安田屋家具店にもどった四代目は早速、安田屋家具店資料庫に行き、20年ほど前の1985年のマルニ木工カタログを見るのでした。

s-IMG_9983

ちゃんと掲載がありました。

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1月 30, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

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