お客様のお母様のお母様がお嫁入り時に持参された婚礼家具である「桐塗りたんす」のリフォーム相談がありました。お話をお聞きすると約100年前のたんすでした。

 たんす本体と上置がありましたが、上下で仕上げ方が違っています。もともとこの状態でのたんすだったのか、途中で上置が入れ替わってしまったのかは定かではないようです。

 たんす本体枠は黒色漆塗り。引出し前板は桐材、内部は杉材でした。引出し前板が茶色になっているのは、どうやら漆が塗ってあったようです。桐たんす本来の仕上げ方である「トノ粉」仕上げが百年経過して茶色に変色したようではなさそうです。

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1月 15, 2012 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

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