総桐たんすのお手入れについてのお問い合わせがあったのでご案内します。

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総桐たんすは、一般的な家具に施されているような塗装がされていません。いわば素肌の状態である木地仕上げ状態です。この木地のままですとすぐに汚れがついてしまい、短期間で黒く汚れてしまいます。 それを防止するために、桐たんすの表面は「トノ粉」仕上げが施されています。さらにほんのわずかな防水効果を施すために、桐たんす表面にはロウ引き仕上げがされています。

たんす表面にロウがすり込んであるので、洗濯をするときにはお湯で表面を洗わないとダメなんですね。水だとはじいてしまいますから。 ロウ引き仕上げが施されているからといっても水気のものは厳禁です。濡れた手でたんす表面を触るとシミがついてしまいますからご注意ください。

濡れた雑巾で桐たんす表面を拭くなんてことはもってのほか。

厳禁です。

では乾拭きならいいのか??
いえいえ乾拭きも厳禁です。
乾拭きは、桐たんす表面の汚れ防止である「トノ粉」をふき取ってしまうことになるので厳禁なんです。「トノ粉」がなくなると桐たんす表面の汚れ防止効果が薄れ、短期間で黒く変色してしまいますのでご注意ください。

じゃぁ、一体どうしたらいいの???

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7月 18, 2014 · Posted in 和家具  
    

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