四代目が理事長を務める美殿町商店街振興組合が主催する「みとのまちハロウイン」を10月28日(土)16時より開催しました。
今年は美殿町以外に、お隣となる「神田町4丁目商店街」「神田町5丁目商店街」「神田町6丁目商店街」「柳ケ瀬本通り1丁目商店街」が開催15年目にやっと事業内容に関心を持っていただき、一緒に開催することになったのです。
参加店は昨年の5倍の60店舗。
単組の商店街同士が協力して、一つのイベントを開催できたのは驚きです。通常は色んな利害が絡んでなかなかうまくいかないことが多いですからね。
美殿町商店街入口には2体のお化けがお出迎え。
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商店街のあちこちにはオドロオドロシイ飾り物を飾り付け、来場者を楽しませます。飾りつけは全て四代目一人でササッと午前中に取付けてしまいます。
午後4時なると、商店街内のアチコチのお店に参加店の目印「かぼちゃ提灯」が吊り下げられます。
さっきまで人通りが少なかった商店街通りに、少しずつ仮装をした子供と保護者が増えてきています。
来場者は「かぼちゃ提灯」を見つけると、その店内や店先で「トリック オア トリート」と呪文を唱えて、お菓子を1個ずつもらっています。お菓子をもらえた子供は皆、笑顔、笑顔、笑顔です。
子供も親も笑顔。渡す商店主も笑顔、商店街一帯が笑顔であふれかえっています。
例年よりも開始当初の来場者が少ないです。
各商店主も、この人数ではお菓子がいっぱい余ってしまうんじゃないかと思ったそうです。
恐らく今回は美殿町だけでなくも神田町4丁目~6丁目までの広いエリアになりました。特に神田町は大通りを挟んだ東西の歩道で開催しています。片道400m、往復800mの商店街を巡った後に美殿町商店街にやってきます。そのため例年よりも開催当初の来場者が少ないのではと思います。
開始30分が過ぎるころ、来ました、来ました、続々と神田町側から仮装した親子が美殿町通りを訪れています。どの参加店にも人山の黒だかりです。余ってしまうんじゃないかと心配していお菓子も、次々と手渡し、あっという間に減っていきます。
1時間経過すると、配布するお菓子が無くなったことを知らせるために店頭に飾った「かぼちゃ提灯」を取外すお店が増えています。各店舗約300個のお菓子を用意してありますが、1時間ほどで無くなります。
今回は全商店街合わせて16万円程度のお菓子が配布されたんです。驚きです。
2015年に開催した「「みとのまちハロウイン」の来場者が過去最大で、美殿町は人、人、人で歩道も車道もあふれかえりました。美殿町通りは通行止めにしませんでしたので、美殿町に来た車が一時立ち往生する始末でした。
この状況は危険と判断し、翌2016年には岐阜中警察署に事情を説明し、通行止め申請をしましたが、当時は「人が歩道からあふれる事態では通行止めにできない」と説明がありました。子供たちが危険だと、万が一の事故が起きないための対策が必要と強く訴えましたが、許可されませんでした。
しかたなく当日の状況を近くの交番の警察官に見に来てもらうようにし、通行止めを訴えましたが、今年に至るまで通行止めは行わず、歩道を歩くように来場者に訴えている事態が続いています。
コロナ禍以降、近隣しか開催告知をしていないこともあり、適度な来場者数となったことも幸いして、通行止の必要性は感じられなくなりました。事故の危険なく、商店街は笑顔、笑顔、笑顔が充満し、幸せなひと時に包まれています。
15年目の開催となると、幼稚園児だった子が高校生となっていたり、中学生になったりと成長しています。当時お菓子をもらう商店主の子供たちが、お菓子を渡す側に成長しています。
すずきやふとん店、ミトノヘアーの商店主のお子さんが、親子でお菓子を渡す様子は、「これぞ!! 商店街」と感じました。
今年、美殿町にゼミ室を構えている岐阜大学工学部「出村ゼミ」の学生4名から「みとのまちハロウイン」の協力依頼があり、商店街保有の「スターウォーズ軍団」として参加していただきました。出村教授は仕事で参加できず残念がっていました。
安田屋家具店、すずきやふとん店の店主も加わり、ダースベーダ―、ダースモール、ジャバ星人、ストームトルーパー3体の総勢6名が商店街を行き来し、すれ違う子供にそっと人知れず「金貨チョコ」を渡しあちこちで超人気者になっていました。
毎年のことですが「写真いいですか」と声かけられて、仮装した子供と一緒に記念撮影に応じます。仮装している側としては、この体験たまりません。ナンチャッテ仮装なんですが、至福の喜びを感じ、毎年仮装しちゃうかですよね。コスプレーヤーの気持ち、なんとなくわかります。
2023年「みとのまちハロウイン」は約1時間ほどで用意したお菓子が全てなくなり終了しました。商店街一帯が笑顔であふれ、高齢化が進む商店主側も負担なく笑顔になれるこのイベント最高です。
終了後にある商店主に言われました。
「みとのまちハロウイン」に来る子供は礼儀正しく、モラルを守った子供ばかりだね。お菓子もちゃんと1個ずつしか取っていかないし、もらったら「ありがとう」って言うし、仮装した小っちゃな子供もちゃんと「トリック オア トリート」って言うんだからね。すごいよねぇー、感心するよねぇー。
主催者として嬉しい言葉をいただきました。
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