Y様からの「26-20」と思われる丁番の取替に関する続報でY様からのご連絡
Y妻からのご連絡
早速のご連絡をありがとうございます。
何度も申し訳ございません。 念の為当方の金具の写真です。
ドア側金具の長さが40㎜あるのですが、このサイズと形状で代替金具での修理は可能でしょうか。 可能な場合、24-20サイズのアングル蝶番金具の写真と似たようなこげ茶系の色はありますでしょうか。 再度ご教示いただけましたら幸いです。 どうぞよろしくお願い致します。
安田屋家具店からの返信
現在主流の「スライド丁番」が出現する少し前の金具です。
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アングル丁番の欠点である微調整ができないことを少しでも改良するための苦肉の策として家具本体に受座金具を取付け、それに丁番本体を接合させる仕組みです。 スライド丁番の仕組みに近づけています。受座金具の2か所の調整ネジで、扉の傾きなどの微調整ができるようにしたものです。
この金具の後に現在主流の「スライド丁番」が出現したため、生産期間は短命でした。
写真のAが26mm、Bが20mmでしょうか。
Aが24mmだとより良いのですが・・・。
(A)は扉側に取付ける金具の厚みの上から下方の接合ピンの中心までの長さです。 (B)は家具本体に取付ける受座金具の下から下方の折れ曲がっだ部分までの長さです。 再確認いただけると幸いです。
扉にあいている円形溝サイズは横幅35mm、長さ40mmなので、代替「24-20」金具のカップ径(横幅)35mm、長さ27mmのため、現在の円形溝にはまります。溝加工作業は必要ありません。
円形溝の先端部分に13mm程度の隙間ができますが、支障はないと思います。
ちなみに先のメールでご紹介した「スライド丁番」への取替ですが、写真の木口「グレー色」の板が家具側板に取付いているため、側板に段差があります。「スライド丁番」を取付けるにはこの板の一部を金具に合わせてカットする必要があるようです。
また扉は家具側板の内側にはまり込むように閉まる構造のため、「インセットタイプ」の丁番を使用することとなります。少し厄介な取替修理になるかと思います。代替金具「24-20」での取替ができない場合、修理できない、または扉そのものを作り直す必要があるかもしれません。お役に立つ情報であれば幸いです。
Y様からのご連絡
詳しいご説明をありがとうございます、なんだか歴史を感じます。Aはドア自体の厚さですと23-24mmなのですが、そこから金具の軸までが少しあるので足して26mmくらいです。Bはおっしゃる通り20mmです。
その上でお話ですとやはりアングル蝶番の24−20が良いということですよね。できればブロンズ色があれば良いのですが、なければ違う色でも構いませんので3つ購入させていただきたいです。
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