オンラインショップでご注文がありお送りしたアングル丁番のお客様から、金具取替作業を行う上で、扉側の円形溝にはめ入れて取付けてある金具円形部分が、ボンドらしき接着剤でむ接着して取り外しができないので困っているとのご相談がありました。
F様からのご相談
残念ながら、丁番金具はまだ取り付けられないでいます。壊れた蝶番が扉にボンドでしっかり貼り付けられているようです。どうやって外せばよいでしょうか。 迅速に届いたので安田屋家具店さんのせいではないのですが、困っているところです。半ばあきらめていたのですが、取り外し方をご指南いただけますと大変助かります。
安田屋家具店からの返信
扉にあいている円形溝にはめ入れてある金具円形部分がボンドで接着されている場合の当店実店舗にて行っている取外し方法をお知らせします。
まず家具本体側板側に取付けてあるビスを取り外し、家具本体から金具が取付いたままの扉を取外してください。
次に扉に金具を取付けてあるビスを全て取外します。通常はこれで金具が円形溝から取外せるのですが、ボンドで接着されている場合は、赤矢印で示している金具部分をカナヅチで上方に向けてたたき、金具を浮き上がらせる。
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金具が少しでも浮き上がったら、赤矢印部分(円形溝の渕部分の底側に密着している金具の薄板部分)に、先端が薄くて平たいマイナスドライバーのような道具を差し込んで、金具を上方に持ち上げるようにします。取替える金具なので、金具が割れたり破損したりしてもOKです。経験上、持ち上げる力で金具が割れる場合が多いです。
円形溝の底面と金具の平たい部分との間にすき間ができない場合は、マイナスドライバーのような道具を境目に当てた状態で、金づちでマイナスドライバーのような道具をたたいて強制的に割り込ませてください。
この作業で注意するのは木部の破損です。金具と接着剤がボンドで付いていると金具に木部がくっついて外れる場合があるので、少しずつ様子を見ながら作業してください。
尚、接着剤がボンドであれば接着部分に水分を含ませ瀬、濡れ雑巾を30分ほどあててしばらく放置してください。ボンドであれば徐々に元の白色に変化していき、接着前のボンドの状態に戻ります。接着部分が白色になると接着力が弱くなりますので、より簡単に作業できます。
濡れ雑巾をしばらく放置しても白色にならない場合はボンドではないので接着力は弱くなりません。上記方法で強制的に取外す作業が必用です。うまく取外せることを願っています。
F様からの返信
早速のご連絡、大変ありがとうございます。どこまでできるかわかりませんがやってみます。レンジの台になっている米びつ入れの扉なのですが、もう30年になるので、ほとんどあきらめていました。とはいえ、キッチンにすっぽり入るものは他になく、ぜひ直したいところです。
また、質問させていただくかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。
安田屋家具店からの返信
経験上、接着剤で貼りついている場合はあまり無いので、金具がさび付いていて外れない場合も考えられます。その場合は大抵カナヅチで叩けば外れる場合が大きいです。
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