今朝起きてふと、聴神経腫瘍摘出手術をしてから14年目の朝だと思った。

2011年3月1日に東京警察病院に右耳に発症した「聴神経腫瘍」摘出手術のために入院し、3月3日に河野道宏 医師に施術していただいたのです。あれから14年目かぁ。毎年1回欠かさず定期検診を河野先生にしていただいていますが、再発はありません。

右耳の聴神経は切断したので聴力はありませんが、手術前と何ら変わることのない生活をしています。感謝しかありません。

写真は手術後すぐに入ったICUでの一番つらかった時間です。この時間を乗り越えれば、日ごとに回復していくのを実感します。

手術して1週間後の3月11日14 時 46 分、東北大震災が発生しました。東京警察病院の建物も大きく揺れました。入院患者には朝昼晩と3階の食事が普通に提供されましたし、術後検査なども普通に行われました。

しかし病院の外では大変な事態が起こっていて、通勤手段や食糧確保が大変だったと思うのに看護師さんがいつものシフトで出勤されて働いていて、入院患者には何の不便さも感じさせない状況に、病院はすごいなぁーと感動しました。

14年が経ち、手術方法も進化したことでしょう。河野先生に代わる医師も育ってきたのではないかと思います。

10万人1人という極めて低い確率で発症し、原因不明の難病である「聴神経腫瘍」を発症した不安だらけの方々の情報に、四代目の手術体験談が少しでもお役に立てればと思います。

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