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聴神経腫瘍 2年前の3月6日

ちょうど2年前、四代目に見つかった「聴神経腫瘍」の摘出手術を東京警察病院 河野先生の執刀で行なわれたのでした。時が経つのは本当に早いもので、あれから2年が経過し、いまは手術前となんら替わらない生活に戻り、元気で仕事に取り組んでいます。手術側の右耳が失聴したので、ざわついた場所での会話や、右側から声をかけられたときには聞きずらいか、まったく聞こえない状態ですが、それ以外はふらつきやめまい、顔面麻痺もなく、普通に生活しています。聞きづらいといっても、まったく聞こえないわけでもなく、普通に手術前と同様の会話は成立していますし、人の話も聞こえていますので、なんら不自由は感じません。

手術後2年が経過したので、時系列に合わせて東京警察病院にて2011年に行なわれた四代目自身の手術体験記を再掲載しようと思います。今、聴神経腫瘍で大きな不安を抱えておられる方々の一助となれば幸いです。

河野道宏先生は、2013年4月から東京医科大学に主任教授として異動されます。そのため4月以降の手術などの詳しい情報は河野先生のホームページでご確認ください。【脳神経外科医 河野道宏先生のホームページ】

3月6日 手術3日目

今日は特に何もなかった。
病室のベットの上で、ゆっくりと身体を休めていた。
今日から朝・昼・夕食事を記録しておこうと思った。

午後、担当医から昨日撮影したMRI画像を見せてもらった。
担当医のいる診察室に歩いていった。昨日よりもふらつかなくなったとはいえ、まだ違和感がある。200メートルをダッシュした後の頭のふらつきに似ていた。診察室のモニターには、右画面に腫瘍が写っている手術前の写真、左画面に昨日の写真があった。

見ると右画面に白く写っている腫瘍が、左画面には何も写っていない。

黒くなっていた。白い影が写っていない。
腫瘍が無くなったぁーーー!!!

「白い部分が腫瘍です」
「昨日の撮影の写真では、このように白い部分がまったく無いですね」
「手術で全て取り除かれたのがわかりますね」
「経過も問題ないようです」の言葉にホッとする。

この日はこれ以上何もなかった。
病室でゆっくりと、深く眠った。ベット角度を18度に下げた。

この日の夜は、昨夜と打って変わってとても静かだった。
体が疲れているのか、よく眠れるものだと思った。

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3月 6, 2013 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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