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総桐たんす洗濯

ご婚礼家具としてご購入、ご使用の「総桐たんす」洗濯修理のご相談がありお預かりしてきました。

ご購入は今から約20年ほど前と、比較的新しい桐たんすです。

20年前といえば、まだこのあたりも「名古屋嫁入り物語」なんていうドラマがあったくらいで、ご婚礼家具をそろえるという慣習が根付いていた良き時代の最高潮だった時ですね。なつかしいーーーーぃ!!!!

桐たんすを見てみると、本体、引き出し、内部とも全て桐無垢材を使用した「総桐たんす」です。

写真中央付近にシミのようなものが見えますよね。

実はご相談内容はこれが原因なんです。

湿気の多いお部屋に置いていたら、桐たんす表面にカビが発生してしまったとのこと。

多分その付着したカビを拭き取ろうと、桐たんす表面を水ぶきをされたようですね。

表面をよく見ると、あちこちに細かな水が付着した痕も、点々とありました。

金具もさびていませんし、たんす内部は全く問題ありません。

ただ表面が・・・・・・、残念です。

桐たんすの表面仕上げのことは、ご存知でしたか ?????

桐たんす表面は、塗装をかけていません。つまりコーティングしていないんです。

桐たんすは「トノ粉」仕上げといって、トノ粉を水で溶きヤシャ液を混ぜたものを塗ります。 その上に防水として蝋をすり込み防水効果と艶を出します。防水といっても塗料でコーティングしたのではありませんので、水に弱いのです。

「トノ粉」とは、「砥の粉」と書き、粘土を水ごしした微細な粉のかたまりで、木材塗装に目止、着色材によく使用されています。

桐たんすのお手入れは、毛ハタキで埃を払い落とす程度にしてください。

水ぶきは厳禁、軽く乾拭きもしないでください。 「トノ粉」が取れてしまいます。

さて今回お預かりした桐たんすは、洗濯をするしか元に戻すことはできません。

表面だけ洗濯するという事ができませんので、通常の桐たんす洗濯と一緒の工程となります。

総桐たんすでありますので、今回の洗濯費用は約税込180,000円前後です。

洗濯後にビフォー・アフターとしてご報告いたします。

2月 17, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 桐たんす洗濯  
    

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