ダイニングチェアー背もたれの籐張り修理のご相談がありお預かりしてきました。

以前にご紹介した椅子と同じ飛騨・高山に工場がある「シラカワ」製の商品でした。

今でも生産されれているロングセラー商品です。

3分カゴメ編みの籐が破れてしまっています。

前回のお客様のときは、現状と同じ3分カゴメ編みの籐シートを使用し、着色仕上げを行いましたが、今回は網目を少し大きくした5分カゴメ編みシートを使用し、着色せずに生地仕上げを行うこととしました。

籐材の場合、着色仕上げを行うと籐材の表面に塗装材がつくことから粘り気が無くなり、耐久性が悪くなるそうです。

また生地仕上げの場合、最初は白っぽいのですが月日が経過するごとにあめ色に変化していきます。

人工的には決して出せないいい色になるんです。

お客様もこの生地仕上げをご要望されました。

仕上がりましたらご報告します。それはそれは新品にリフレッシュしてしまうんです!!!

    

 ずっと以前ご紹介した輸入家具のダイニングチェアー背もたれに使用してある籐張り部分が破れたため、張替修理としてお預かりしていたのが完成していましたのでご報告いたします。

修理前

修理前

 この籐張りに見える部分、実は籐材ではありませんでした。驚いたことに紙材でした。それも強度を増すために中に糸を織り込んだものでした。輸入家具は、意外な材料を使用してあることがたまにあり、驚きです。

 そして仕上がってきた状態が・・・・・。

 張替に使用した材料は、正真正銘の籐材です。
 五分カゴ目編みシートを使用しています。

 塗装仕上げはしていません。生地仕上げです。
 籐材は、塗装をすると耐久性が落ちるそうです。そのため安田屋家具店では張替時には塗装をお勧めせず、生地仕上げをお勧めしています。仕上げ方法は、「溝決め込み仕上」といって、籐張り部分の周囲に彫ってある溝の上に籐シートを乗せ、その上から籐丸芯を溝に打ち込んで仕上げる方法です。 手編みに比べれば耐久性は落ちるものの、将来的に張替が安価でできるので、現在市場に出回っている家具の多くがこの「溝決め込み仕上」を行っています。

取外してあった座面を取り付けて完成です。

 今回のご修理費用は、税込19,000円でした。今回のご修理は、岐阜市のお隣である各務原市のお客様でしたので送料も含んでいます。その他の地域は送料価格が若干変わりますのでご了承ください。

1月 26, 2011 · Posted in 籐家具修理  
    

 現在、安田屋家具店でも大好評の「ハンギングチェアー」。
 テレビCMでも使用されていることもありちょっと人気急上昇中の家具です。その「ハンギングチェアー」のご修理商品が届きました。ご連絡内容では、「ハンギングチェアー」フレーム周りの籐巻き部分が解れ、金属フレームが見えてしまっている箇所が2箇所あるとの事でした。

早速見てみると・・・・??
ちゃんとご指摘の箇所はきれいに修理してありました。
おやおや???

 お電話で確認すると、安田屋家具店に送る前に他の籐職人に送って修理できるかどうか見てもらったらしいのですが、どうやらその職人さんがちゃんと巻き直し修理をしていたのでした。ところがその職人さんは、他の部分の修理ができないとの返事をお客様にされたそうです。他の修理箇所???

この記事の続きを読む »

5月 19, 2011 · Posted in ハンギングチェアー, 籐家具修理  
    

 籐椅子修理の持込がありました。
 インターネットでご購入された商品とのことでした。

椅子本体が回転するタイプです。

なかなかしっかりとした作りの椅子です。
安価な商品ではないですね。
で、どこの工場の製品だろうと椅子の後を見てみると・・・・、

あります、あります、工場のロゴシールが。
「KAZAMA」とあります。

この記事の続きを読む »

9月 16, 2011 · Posted in 籐家具修理  
    

 先日ご修理でお預かりした(Kazama)製の回転籐椅子の修理が完了して、職人工房から商品が届きました。少々手間がかかる修理内容でしたが、どれだけきれいに修理してあるかドキドキします。(Kazama)とは、カザマ、風間という横浜にショールームがある籐専門店です。一般的な籐商品よりも品質、デザイン的に優れている工場です。

 修理箇所は、向かって左肘の接合部が外れていました。外れているだけでなく、接合に使用したビスが、肘と座面側面の内部でポキンと折れて残ったままの状態です。さらに接合部を籐皮で巻き直さなければなりません。

 修理する前の状態と、修理完了後を比べて見ましょう。


この記事の続きを読む »

10月 4, 2011 · Posted in 籐家具修理  
    

次ページへ »