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続アングル丁番を探しています

前回お問合せがあった「30年以上前のセキスイ住宅機器の壁収納の洋服ダンスの扉のアングル蝶番が壊れてしまいました。側板の厚さは17.4mm、扉の厚さは20mmで、蝶番が特殊な寸法のようで、ネットでいろいろ探しましたが見つけることができませんでした」に対して、アングル「18-19」または「20-20」での取り替えをご提案したのですが・・・・、

早速のお返事ありがとうございます。ご提案されたアングル蝶番の写真ですが、自宅の蝶番と形が異なるように思います。壊れた蝶番はアングル蝶番というものではないのかもしれません。壊れた蝶番の写真を添付いたします。教えていただいた蝶番でも代替可能なのでしょうか。お手数ですが、確認していただけるでしょうか。

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安田屋家具店からの返信
金具の写真を見ました。
初めてみる特殊な金具です。一様、アングル丁番金具の種類の一つです。昔はいろんな種類のアングル丁番金具が乱立製造されていて、統一した規格がなかったので、このような金具も製造されていたのだと思います。実際に取り替えてみないと、扉の開閉に支障をきたすかどうかはわからないですが、恐らく先日ご案内した「18-19」で交換ができるものと思います。

ただし破損した金具の厚さと、交換用の扉の厚さが若干違いますので、扉側に開けられている穴を深さと円形の直径を彫り広げる作業が必要となります。ルーターなどの機械があれば簡単にできますが、ノミや彫刻刀の場合は、根気よく時間をかけて彫り広げる必要があります。一般の方でもできないことはないと思います。先に述べましたように、実際に取り替えてみないとわからない部分もありますので、扉1枚分をまずは試しに取替えられることをお勧めします。

金具が実際に取り付いている写真をお送りします。扉側に金具の切れ込みが入っているのがお判りになると思いますが 大丈夫ですかね

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安田屋家具店からの返信
写真を拝見しました。
先日ご紹介したアングル丁番金具とはまったく取付方法が逆になっています。写真では、家具本体側板側に丸くカップ径が彫られていて、木口にも切込みがあります。扉側には切り込み無し、彫り込み無しで金具が取り付けられています。

現在のアングル丁番金具では、この逆の取り付け方で、扉側に丸くカップ径が彫られていて、木口に切込みがあり、そして金具を扉側に取り付けてあります。家具本体側側板の木口には切り込みはなく、丸くカップ径も彫られていなくて、直接金具を取り付けています。まったく逆の方法での取り付け方となります。

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また写真を拝見したところ、扉側の構造がフラッシュ構造といって、木で枠を組み両側に板を貼ったもので、扉の内部に芯材がなくネジが効かない部分があるものと思います。したがって丸く掘り込むことができないと考えられます。扉側に丸くカップ径を彫ることができない場合は、アングル丁番金具の取付ができません。

通常こういう場合、スライド丁番金具に取り替えることでの修理方法となりますが、スライド丁番金具も扉側にカップ径を彫り込んで金具を取り付けなければなりません。したがって今回のご修理で問題となるのは、扉がフラッシュ構造だと思われるので、扉側に穴を彫ることができて、金具を取り付ける部分にネジが効く芯材があるかないかです。芯材がない場合、ネジが効きませんので金具の取付ができません。

スライド4

扉が無垢材であったり、現在の金具が取り付いている部分の周りに大きく芯材が入っているのであれば、問題なくスライド丁番金具に取替ができる者と思います。このあたりのことは、お近くの街の古くから営業している家具専門店にご相談されることをお勧めします。

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5月 28, 2013 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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