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鏡台スツール再接合

岐阜市内のI様から、鏡台のスツールの背もたれ部分が外れたので修理をしたいとのご相談があり、早速確認に行きました。

ちょうど座面付近に背もたれ支柱の接合部分があり、その接合部分が外れていた。

フィンガージョイント仕上げである。通常はあまり外れないのですが、経年劣化で木部がやせてしまい、さらにほとんど接着剤が施されていないこともあり、外れてしまったようです。

背もたれが無い状態での使用も考えられたそうですが、背もたれが無いと見た目も悪いし、危ないので修理をお考えになられたとのこと。スツールをお預かりして職人工房に持ち込みます。

単純に接着剤をたっぷりと充填して、圧着固定すればよいかと考えていた四代目でしたが、職人が現状を確認すると・・・・、

接合箇所の木部が縮んで、接合してもユルユルの状態で強度が保てない。そのため支柱の側面から縦方向に溝を彫り、くさびを入れ込んで補強することになった。

クサビを入れたので、再接合後の強度も高くなりました。クサビ部分だけの塗装だと目立つので、再接合後に木部全体の再塗装も行ったのでした。お預かりして3日で修理完了です。

今回の再接合修理は、1脚税込8,000円です。
ご遠方の場合は往復の送料が別途必要となりますが、今回は岐阜市内でしたので、引取・納品の往復の送料は無料サービスです。

さて今回のような再接合修理ですが、過去に何回もお伝えしているように決してお客様自身で再接合を行わないでください。

修理箇所を見ると、木工ボンドや瞬間接着剤などを使用すれば簡単にできるのではないかと誰でもが思うので、ついついお客様自身で修理してしまいますよね。でも圧着固定治具で圧着をしないと、接着剤の強度不足で短期間でまた外れてしまいます。

または凹凸がないように細切着出来なかったり、接着剤を入れすぎて隙間が空いたりしてしまいます。そうなると大変なんです。

お客様自身で再接合を試みたものの、うまくいかなかったので再々接合修理を依頼される場合があります。そうすると先に塗られた接着剤を落とさなければなりません。どの種類の接着剤を使用したかも調べ、その成分に合わせての除去方法を行わないとなりません。

また隙間などに接着剤がしみ込んでいますので、完全に除去することができません。そのため多少の隙間が生じてしまう場合もあるのです。なんといっても修理費用が高くなってしまいます。

今回のように接合部が外れた場合は、必ず家具修理店に依頼してください。

決して自分で再接合をしないでください。

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5月 1, 2022 · Posted in その他の家具修理  
    

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