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便利さ追及で不便に戻る

便利さを追求していく内に、どんどん世の中便利になっています。そしていつの間にかその便利さがあるのは当たり前と思ってしまいます。

でも便利さの追求は、いつか壁にぶち当たるわけです。
ヤマト宅急便が始めた宅配サービス、儲かると踏んで他の運送業者は続々と宅配事業を開始するようになりました。クロネコに対抗して、ペリカン便、コグマ便、ダックスフンド、スワロー便など、いずれも動物がロゴになってました。

宅配業者が増えて、サービス競争が起こり、とっても便利になったわけですが、再配達の問題などで費用対効果が薄く、思っていたよりも儲けが少なかったんでしょうね、その後、宅配事業から相次ぎ撤退してしまいました。

そして今、家具などの大型荷物を個人宅に発送する輸送手段が限られてしまい、とっても不便さを感じています。便利さを追求すると、やがて不便に戻ることが宅配事業だけでなく、様々な業種で起きています。

先日、UFJ銀行ATM振込手数料値上をご紹介しましたが、今日、ある地方銀行の窓口で千円札60枚を通帳に入金しようとしたら・・・・、

窓口嬢「窓口で現金紙幣を50枚以上入金する際に手数料がかかるようになりました」

4代目「えっ、手数料がかかるの???、えっ、50枚以上ってことは1万円札50枚、50万円分の入出金しか無料ではできないってこと」

窓口嬢「1万円札以外の紙幣が50枚以上の場合に手数料がかかるようになりました。1万円札の枚数制限はありません。またATMを使用していただければ、50枚以上でも手数料はかかりません」

ATMは硬貨の出入ができなくなっている。
ということで以前なら窓口でいっぺんに済んでいた作業が、千円札60枚はATMで入金、残りの硬貨を含む現金は窓口で入金と二度手間で不便になった。銀行も利益あげるのに利鞘以外に手数料で稼ぐようになったか。

2023年の今、便利なのか不便なのか、お客様ファーストなのか、昭和を生きた四代目としてはよくわからなくなった。

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11月 12, 2023 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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