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折戸用丁番の取付について

S様からクローゼット折戸用の丁番のご相談です。

S様からのご相談
破損してしまいました。 同じ物、一個購入希望です。

安田屋家具店からの返信
破損金具の写真を確認しました。かなり古い金具で残念ながらすでに生産終了していて、現存しない金具です。

破損金具を生産した同じ工場が、その後機能性・耐久性を向上させた後継金具を生産しています。この後継金具で代替えできますのでご安心ください。

破損金具と代替金具(後継金具)とではいくつかの違いがあります。
破損金具は縦長の長方形ですが、代替金具はほぼ正方形となります。形状が異なりますので取付ネジ位置も変わります。

破損金具の取付方法は、扉表面に堀込などの溝を加工する必要が無く、扉表面に直接取付ける「直付けタイプ」金具です。そのため代替金具の取付ネジ位置が現在と異なっても、扉表面のどの位置にでも取付ができます。

ネジ位置が異なる代替金具の簡単な取付方法をお知らせします。
クローゼット内部で金具の取替作業ができるスペースがある場合は、クローゼット本体に扉が取付いている状態で作業します。内部に作業できるスペースが無い場合は、扉を取り外し、床に寝かせた状態で作業します。

古い破損していない金具2個を他の扉などから取外して用意します。
古い金具を扉最上部と最下部に取付け、扉同士が取付いた状態にします。この状態であれば扉と扉の隙間設定が自動的に決まることとなります。扉中央部の古い金具取付位置に、新しい代替金具を扉表面に置きます。この時、金具の中央部と扉と扉の中央部が一致する位置に置きます。

この状態でネジ4カ所を仮止めします。
次に最下部の古い金具を取外して同様に新しい金具に取替えます。
次に最上部の古い金具を取外して同様に新しい金具に取替えます。

全ての金具を取替えたら、扉開閉具合を確認します。支障が無ければ残りの取付ネジを全てネジ止めを行います。

尚、扉1枚に取付ける金具は同じ金具に統一してください。金具の構造が異なりますので、新旧の金具が混在して取付けてあると金具の耐久性が落ちたり、開閉に支障が生じます。扉1枚に3個の金具であれば3個取替、2個であれば2個取替となります。破損していない古い金具がある場合は、他の古い金具が破損した時の予備として保管ください。

この金具は安田屋家具店オンラインショップにて24時間365日いつでもご注文いただけます。ぜひご利用ください。

 

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