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たんす取手金具の取付ネジ穴

先日「飛鳥民芸たんす用代替 取手金具」をお送りしたE様から、金具を取付ける2か所の糸ネジ穴に関してのお問合せがあった。

E様からのお問合せ
早速の発送ありがとうございます。 取り付けてみたところ、2本の糸ネジ棒を入れる穴のピッチが57㎜と記載がありましたが、タンスの穴と上手く合わないのか、差し込んでいくとネジが斜めになります。その影響で取手金具が引出前板に密着しないで浮き上がってしまいます。

そのまま押し込んでも入るのですが、それで良いのでしょうか?また、差し込んだ後にネジが長すぎて危ないのですがどうすれば良いでしょうか?教えていただきたく連絡しました。

安田屋家具店からの返信
実店舗での取替事例の中で、引出前板にあいている糸ネジ用穴と穴の間隔の長さと、金具に取付けてある糸ネジ間の長さがほんのわずかズレている場合がありました。そのままの状態で金具の糸ネジを突き刺すと、ご指摘の内容と同じように糸ネジが斜めになり糸ネジ棒が破損してしまう状態となりました。

飛鳥民芸たんすの中にはネジ穴中心~ネジ穴中心までの長さが1~3mmほど短かったり、長かったりする場合があります。その場合は左右どちらか一方のネジ穴をドリルを利用して穴を少し大きくする、片側の穴を金具に取付いている「糸ネジ」がはめ入れられるように穴を楕円形にしたりする作業が必用になる場合があります。ドリルが無い場合は「丸ヤスリ」を使用ください。ダイソーなどの100均でも販売しています。

2本の糸ネジが真っすぐに穴に入るように穴を調整する作業が必要です。

金具は「飛鳥民芸たんす」以外の家具にも使用されています。そのため引出前板の厚みが様々に違うため、どの厚みの前板にも取り付けられるように糸ネジが長くなっています。

そのため2か所の穴に糸ネジを差し込んだ後、付属の樹脂部品をネジ棒に差し込み、金色の六角ナットを取付けて時計回りに回して締めます。

ペンチなどの道具でナットを強く締め付け、金具にぐらつきが生じないようにします。

ナットを締め付け終えたら、長いネジ棒をペンチやニッパなどの道具で切ってください。糸ネジの根元部分(六角ナット上部)を挟んでネジ棒を左右に大きく曲げるとポキッと簡単に折れます。

最後に樹脂製のネジ隠しのキャップを取付けて完成です。

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10月 21, 2024 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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