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伝統・匠の芸術逸品展 開催中

 安田屋家具店北館1階・2階にて、只今『伝統・匠の芸術逸品展』を開催しております。この展示会は年に1回のみ、毎年12月に開催させていただいております。なんと岐阜の田舎の地で30年近くも継続している安田屋家具店の伝統行事、年末の風物詩となっています。この紺色の看板が目印です。

 逸品展が年に一度しか開催しないのは、毎年1年かけてイラン・イラク・トルコ・アフガニスタンなどのペルシャ絨毯の地に出かけ、各地のしたたかな商人と親密なコミュニケーションをとり、店の奥の奥の奥に隠してある名品の『ペルシャ絨毯』を探し出し、集めてくるのです。そのため1度しか開催できないんです。

 今回もギャベ、キルムはもちろんのこと絨毯の王様と言われるヘレケ絨毯などの逸品数多く展示しております。めったに見られない逸品の数々ですから、ぜひこの機会に岐阜近郊のお客様は安田屋家具店の『伝統・匠の芸術逸品展』をご覧下さい。シルクロードに出かけなくても良い絨毯が近場で手に入れられる絶好の機会です。

 会場入口です。
 1階会場のご紹介です。
 入り口入って直ぐ右側には「キルム」絨毯が揃っています。

 今回はキルム絨毯で作ったベンチチェアーもあります。平織の「キルム」は、床に敷いてラグとしてはもちろん壁に飾ってタペストリーに、さらにソファーにかけてカバーに、チェストにかけてクロスに・・・・、と色々な用途でお楽しみいただける逸品です。

 キルム絨毯のとなりは「ギャベ」絨毯です。イラン南部ザクロス山脈周辺を遊牧するカシュガイ族が織り上げたギャベ絨毯。即興で作り出される文様から、自然の力強さと純朴な雰囲気が漂います。しかし一方、現代アートにも通じるデザイン性が注目されている逸品です。今回の展示品は従来のギャベと比較して高密度になり薄手の品質を向上したギャベが登場します。特にデザインが魅力的な作品が多く、なかでもナチュラルギャベは注目の逸品です。

 会場の左壁面には、ペルシャ タブリーズ絨毯で織り上げた絵画「プラクアート」の数々が並んでいます。松本城をはじめ各地の日本の風景を一度も日本を訪れたことの無い職工が織り上げた逸品です。それはまるで油絵、写真と見間違うほどの素晴らしさです。でもウール糸を1本1本結んで作られた絨毯なんですよ。オドロキです。

拡大

 「プラクアート」の前には、京都・宇治の唐木職人「長澤 専二」による花台・香炉台などの作品をご覧頂けます。長澤氏が一人でデザイン・樹選び・木工・塗師作業を行っています。いわば無名の名工です。作品は全て釘は一切使わずに作られています。さらに長澤氏には裏という場所は無く、全て表と同じ工程を行なっています。台の脚裏も表面と同じように仕上げていますので、たたみや床を傷付けることはありません。

 さらに1階会場奥には、『ミセス・ロータス(Mrs.LOTUS) へレム美術絹織バック』の新作を展示しております。『ミセス・ロータス(Mrs.LOTUS)』は、トルコ工芸の至宝、ヘレケ絹織の繊細なマチエールと、世界より選び抜かれた最高級皮革との華麗なる融合を実現したバックです。シックでエレガントなデザイン、細部まで行き届いたクラフトマンシップ・・・・。本物のみがもつラグジュアリーを貴女に。

 会場で実際の商品をぜひご覧いただきたいとの思いで、全ての商品をご紹介できず申し訳ありません。

 会場奥にあるエレベーターで2階会場へ。
 2階はシルクロードの雰囲気漂う会場です。
 詳しくは明日ご紹介します。

 『伝統・匠の芸術逸品展』は12月12日(月曜)までの開催です。午前10時~午後7時までOPENしております。安田屋家具店スタッフ一同、心より皆様のご来場をお待ちしております。

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12月 10, 2011 · Posted in 伝統・匠の芸術逸品展  
    

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