先日お預かりした古い古い曲木椅子の座面に張られている籐シート材の張替が完了しました。

お預かりした椅子は、36年前にパリのクリニャンクール蚤の市で購入された椅子でした。何とか船便で日本に送った記憶が蘇ったとのことです。 19世紀末から20世紀初めのパリの一番よい時代の カフェでたくさんのパリジャン、パリジェンヌに 奉仕したことでしょう。

張替後

張替えたばかりの籐シートは無着色・無塗装の生地仕上げのため白っぽい色です。年数が経過するごとにアメ色に変化していきます。張替前の色は、100年程の時が流れての色です。これから大切にご使用になられれば、100年後には張替前と同じような色になることでしょう。

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6月 30, 2021 · Posted in 椅子張替え  
    

36年前にパリのクリニャンクール蚤の市で購入され、何とか船便で日本に送った記憶が蘇られた想い出の曲木椅子の座面籐シート張替が仕上がり、ご自宅にお送りしたM様からお礼のメールが届きました。


            張替前

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7月 1, 2021 · Posted in 椅子張替え  
    

以前ご紹介した鏡台にセットで付属するドレッサースツールの座面と背面裏側部分の張替修理をご相談いただいたO様から、張替依頼がありました。

張替前の布地は、ドレッサースツールによく使用されていたクラッシック花柄でした。

背面は、裏側部分のみ布地張りになっていました。
張替に際して、現在と同じような花柄布地をご提案いたしましたが、イメージをガラッと変えたいとのご希望がありました。他の柄布地や無地などをご提案した中で、現在のインテリアイメージによく使用されるすっきりとしたストライプ柄をお決めいただきました。

お預かりして3日で張替作業が終了し、お届けすることができました。職人さんありがとう。

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7月 3, 2021 · Posted in 椅子張替え  
    

約25年程前のご新築時にご購入いただいた秋田木工のハイスツール「No.209-C」。座高は60センチタイプです。

ご自宅に併設されているとんかつ屋店舗のカウンタースツールとして12脚ご購入いただき、約25年使用され続けておられます。今回、長年の仕様により数脚の板座面の板が割れてきているので修理したいとご相談を受けました。

秋田木工は、大塚家具の子会社になっていましたが、その大塚家具がすったもんだの末、ヤマダ電機の傘下に入ったことから、現在秋田木工のホームページを見ると「ヤマダ電機の子会社です」と表示されていた。複雑な心境です。

「No.209-C」ハイスツールは現在も生産・販売されていますが、ヤマダ電機または大塚家具でしか購入できません。安田屋家具店では仕入れることができないので、取り扱いができません。ちなみに「No.209-C」の現在価格は税込み17,600円+送料です。

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8月 11, 2021 · Posted in 椅子張替え  
    

お預かりした秋田木工 ハイスツール No.209-Cの座板取替修理の続報です。

座面木枠の渕周りに差し込んである板座のため、渕周りにカッターで座板に切込みを入れた後、座板を割って取外します。これをしないと木枠に無理な力がかかり、木渕の接合部が割れてしまいます。

従来の座板の厚みが3mmだったので、少し厚めの4mm厚合板を使用します。

木渕部分の切込みに新しい座板をはめ込むことができないことと、座板が荷重に耐えられるように座裏に十文字に補強木を取付けることにしました。

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8月 13, 2021 · Posted in 椅子張替え  
    

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