安田屋家具店ホームページでは修理に関する情報発信が多くなり、家具修理店と思っちゃいますね。でも本来は家具小売販売店なんです。たまには実店舗にて展示してある商品紹介もしないといけないなと思ってるわけです。
そんな中、大きなダンボール荷物が届きました。
1か月前に新しい展示商品を発注していた椅子が入荷したのでした。山形県天童市にある「天童木工」商品です。
家具業界では、有名な工場のショールームは何故だか名古屋には無いんですよ。札幌・東京・名古屋・大阪・福岡は日本の五大都市として昔教えられたので、名古屋にも当然ショールームを開設するものですが、どういうわけか名古屋には開設されないんですね。天童木工も東京・大阪にショールームはあるものの、名古屋には無いんです。
安田屋家具店に天童木工商品は展示していますかとよく問い合わせがあるので、少しずつ種類を増やしています。
そんな中、今回届いたのは「胡坐(あぐら)椅子」または「スポークチェアー」と呼ばれる「S-5027NA-ST」が入荷しました。
安田屋家具店 ISU COLLECTION
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座面は鮮やかな赤にしました。
展示すると目立つだろうな。
この椅子は、豊口克平 氏(1905年~1991年)が、「自分が座りたい椅子」としてデザインされました。日本の伝統とモダンなデザインを見事に融合させ、畳の上で暮らす日本人のための椅子として、日本人の体格や生活習慣に合うようにデザインされています。
低い座面と英国のウィンザーチェアがモチーフの細い棒の背もたれによって、開放感のある空間を演出しています。
座面サイズは幅81cm×奥行69cmの大きな楕円形で、大柄な男性が座っても大丈夫です。畳の上に居るかのような安心感をもたらします。
ゆったりとあぐらをかいたり、足を投げ出して座ることもでき、座る姿勢を限定しません。あぐらをかいてゆったりと座れる大きな座面が特徴で、別名「あぐら椅子」と呼ばれます。脚先は丸みをもたせ、畳の上に置いても傷が付きにくいようになっています。
和室に置いたときに違和感がないよう低めの座面(高さ34cm)ですが、立ち座りは楽な座高です。
1973年に生産中止されましたが復刻を望む声が多くあり1995年に復刻。
身長165cm、体重55㎏の店主 四代目が実際に座ってみます。
背もたれに背がピッタリとくっつき、足裏は床にしっかりとついています。理想的な疲れにくい椅子の条件をクリアしています。長時間座っていても疲れない椅子です。
実際に胡坐(あぐら)をかいて座ってみます。
S-5027NA-ST
W810 D687 H830 SH340、重量 : 9.6kg
張地Aランク 税込¥155,000
張地Bランク 税込¥156,000
張地Cランク 税込¥159,000
張地Dランク 税込¥169,000
合成レザー 税込¥152,000
本革 税込¥227,000 (価格は2023年5月時点)
送料は無料サービスいたします。(北海道、沖縄、離島の場合は別途送料が必要となります)
デザイナー【豊口克平】
1905年秋田県生まれ。1928年東京工芸学校卒業。1933年より仙台の商工省工芸指導所に勤務。日本人が座るイスづくりに尽力し、人間工学的実験を数多く行った。粉雪の中に座っては跡を残し、座った姿勢における人体曲面を剣持 勇らと研究したと語り継がれている。1959年豊口デザイン研究室解説。1976年勲三等瑞宝章受章、国井喜太郎特別賞受賞。1991年第一回デザイン功労賞受賞。
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