引き戸式の下駄箱の扉の鏡板が外れてしまったとのこで、ご修理依頼でお持込いただきました。

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扉枠の中にはめ込んであるルーバー状の板 (専門用語で鏡板といいます)が、外れてしまっています。

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扉裏面を見てみると、本来取り付いていなければならない「鏡板」を押さえ込んでおくための桟木が上下にしか取り付いていなく、左右には取り付けられていたあとがありません。これでは、「鏡板」が反ってしまい、外れるてしまうわけです。特に今回の扉の「鏡板」には、ルーバー状に見えるよう切込みを入れた板を使用してるわけですから、板が曲がってしまうのは当たり前のことです。

修理方法は簡単です。
「鏡板」を押さえ込んでおくための桟木を、扉裏面の左右に取り付ければよいのです。
修理に必要な道具は、① かなづち、② ポンチ、③ 針釘、④ 角材 の以上4点です。

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 張替修理でお預かりしていましたデンマーク製のリビングチェアーセットの張替が完了しました。ご婚礼家具として持参されてから約20年経過したため、椅子表面の布地の汚れ、破れが目立ち始めました。また座面内部のクッション材もへたってきてしまい、座るとお尻が落ち込むようになっていました。今回の張替で使用するのはオフホワイト色の無地の布地です。

お預かり前はブルー地の幾何学模様の布地でした。

—————張替前———————————張替後——————-

張替前

張替前

張替後はこんなにきれいになりました。

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11月 26, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

以前ご購入いただいた各務原市鵜沼の「カフェ・ル・マシャオン」様の英国アンティーク家具のダイニングチェアーの座り心地がどうもおかしいので見に来て欲しいとのご連絡を頂き早速お伺いいたしました。「カフェ・ル・マシャオン」様の立地はいつ来てもいい所だなぁーと実感します。目の前には雄大な木曽川が流れ、対岸には国宝の犬山城が見えます。

確かに座ってみると座面の中心部がふわふわとした奇妙な感触があります。

英国アンティーク家具のダイニングチェアーは、日本のダイニングチェアーと少々構造が違います。それは座面に張ってある生地は消耗品であり、将来自分で張り替えることを前提に作ってあります。だから簡単に座面が外せるんです。木部フレームに座面が落とし込んであるだけの構造で、ネジなどで止めてありません。

イギリスでは自分自身で修理してしまうことが多いんだそうです。
家のリフォームなんかも住人自身が行なうそうです。まさにDIY「ドゥーイッツユアセルフ」です。椅子本体から座面を外します。

次に裏張りの布地を取り外します。
布地に打ち付けてあるエアーネイル(ホッチキス針の大きいもの) をマイナスドライバーを使用して布地を破かないように針を起こします。そしてペンチで針を抜きます。

裏張り布地をめくってみると・・・・・・、

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12月 3, 2010 · Posted in 椅子張替え  
    

昭和初期の曲げ木椅子のご修理のためお預かりしてきました。

昭和初期、戦前の昭和16年に製作された曲げ木椅子とのことです。

曲げ木椅子と一緒に出てきた本箱の中に昭和16年の通知表などがあったので、同時期の椅子だというのがわかったのでした。修理箇所は脚のグラツキがあったので接合し直し修理でした。座面と前足の接合箇所がグラグラに緩んでいましたので、いったん脚を取外し、ネジ穴を埋め木した後、接着剤を入れて脚を取り付け直ししました。

その後、長年使用していなかったことにより木部本体に汚れがついていましたのできれいになるよう拭き掃除を行ないました。まずは驚きの汚れ落とし効果がある「ナチュラルクリーナー」を使用してみます。

「ナチュラルクリーナー」を直接木部の汚れに拭きかけ1分程度待ちます。
すると真黒な液がたれてきました。
きれいな布で拭き取ると布は真黒になりました。

「ナチュラルクリーナー」でも落ちない頑固な汚れに・・・・、
「オレンジリフォームクリーナー」を使用します。

「オレンジリフォームクリーナー」も木部の汚れに直接拭きつけ1分程度放置します。布地で拭き取ると真黒な汚れが付着しました。それでもまだ取れない汚れがありましたが、「オレンジリフォームクリーナー」を使用して何度も拭き取りを行なうと、塗装面を剥がしてしまう恐れがありますので2回ほど繰り返して止めました。多少の汚れは落ちなかったものの、お預かり当初に比べれば雲泥の差ほどきれいになりました。手編み座面籐シートの破れもないので、これでまたご使用いただけます。

今回使用した汚れ落とし「ナチュラルクリーナー」と「オレンジリフォームクリーナー」は業者用のプロ専門の汚れ落とし液です。安田屋家具店のインターネットショッピングモール「ぎふ楽市楽座」店にて好評販売中です。お求めは下記をクリックしてください。

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12月 5, 2010 · Posted in 家具お手入れ用品, その他の家具修理  
    

昭和37年のご結婚当時に、安田屋家具店にてご購入いただいた婚礼たんすのご修理依頼がありました。

当時としては大変珍しいチーク材突板張りの洋たんすです。この写真以外にも整理たんす、和たんすと同じデザインの3点セットで揃っていました。桐たんすを代表とする和たんすが主流であった当時、洋家具と呼ばれるたんすが出始めた頃の商品です。たんすの扉裏側には製造工場のロゴがついていました。シールではなく金物で表示してあります。

【 小桜の家具 】とあります。
昭和30年代当時、安田屋家具店二代目「鷲見甚助」が先見の明を持って仕入れた工場のたんすです。岐阜では安田屋家具店のみが取り扱っていました。近隣では名古屋の松坂屋百貨店が取り扱っていたそうです。

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