東京都内の会社から大っきな会議テーブル天板塗り直し修理についてのお問合せがあった。
会議用テーブル(8人用)の表面が曇ってきているため、塗装処理等をした場合の費用等が知りたい。テーブルの大きさ:320cm × 160cm。写真も添付させていただきます。よろしくお願いいたします。
安田屋家具店からの返信
会議テーブルの写真を拝見いたしました。一般的にある会議テーブルの仕上げ方であるフラッシュ構造といって、天板形状にあわせて枠を組み、その上下を合板で張り合わせ、側面四方も同様に合板で張り合わせた仕上げです。天板表面、側面四方は、合板の上に1ミリ前後のローズ材突板を貼り、ポリ樹脂塗装仕上げを行っているものと思います。
そのため塗り直し修理において、天板面を削りますが、深い凹み傷は多少残りますことをご了承ください。全ての凹みキズを無くすように削ると、突板が無くなり下地である合板が出てきてしまうため、あまり天板表面を削ることができません。
天板は2枚又は3枚に分割できるようになっているものと思います。天板面積が大きいため、塗り直しを行なった場合、塗装面となる天板表面がまっ平らになりません。光線の加減では、天板表面の塗装面に若干のムラができますことをご了承ください。
修理見積費用ですが、実際に天板の実物を確認しないと正確な金額は算出できませんが、写真で拝見した状況であれば1卓 税込280,000円前後になるものと思います。 お客様宅から当店、当店からお客様宅までの往復の運賃は別途必要となります。またテーブルの分解・組立はお客様ご自身で行なうこととなりますのでご了承ください。
これだけ大きなテーブルですと、運賃が高くついてしまいますので、できれば都内の塗装職人、家具修理店などで修理されたほうが運賃分安くなりますのでよろしいかと思います。 ネットで都内の塗り直し業者を調べたところ、下記の会社がありました。一度ご相談されることをお勧めします。
ただし安田屋家具店とは何の関係も無い会社であり、四代目が個人的に探し出した会社ですので、修理技術が良いか悪いか、費用は高いか安いかについてはお客様ご自身でご確認ください。安田屋家具店はなんら責任は取れませんのでご了承ください。
ニシザキ工芸株式会社 東京都江東区三好
安田屋家具店では、現在このサイズよりももっと大きな長さ約360cm、奥行220cmの会議テーブル塗り直しのご相談を岐阜地方裁判所からご連絡があり、見積算出を行っているのですが、なにせ天板サイズが大きすぎるので、当店専属の職人工房では、塗装ができる作業スペースが確保できないとの理由で修理できないとの連絡が入り、他の職人を当っているのですが・・・・・。ひょっとするとサイズが大きすぎるために修理できないということになるかもしれません。う~む!!、こまったこまった。
お役に立つ情報であれば幸いです。