とうとう2014年も12月に突入。残り1ヶ月を切りました。そんな時期に四代目の社会時事ネタの独り言です。まっ、お時間に余裕がございましたらお聞きください。
2027年に開業が予定されている『リニア中央新幹線』
四代目が住む岐阜県もリニア中央新幹線が通るのです。岐阜県東側から中津川市、恵那市、瑞浪市、土岐市、多治見市などを通過するそうです。ただし四代目が住む岐阜市は通過しません。残念。
そして駅が設置されるのは、長野県に隣接している岐阜県の南東部に位置する中津川市だそうです。岐阜市から車で2時間ほどの距離。電車でも約1時間30分ほどの距離。特に電車の場合、中津川~岐阜は、同じ岐阜県内にもかかわらず名古屋を経由しなければ電車での行き来は出来ない不便さがあります。岐阜市内の住人は、JR東海本線で一度名古屋に出て、中央本線に乗り換えなければ中津川にいけません。なのでわざわざ中津川に行く機会はほとんどありません。
中津川市に『リニア中央新幹線』の駅が設置されるとのことで、マスコミ報道では、地元の住民をはじめ、岐阜県知事や国会議員などの政治家も含めて、『リニア中央新幹線』駅設置が発展の起爆剤になると大いなる期待を持っているようですが、これってどうなの??、って思ってしまいます。
『リニア中央新幹線』の切符は、事前予約のみで、当日販売はないとのこと。そのため駅は従来の新幹線や在来線のイメージの駅とは大きく異なり、予想以上にシンプルといわれています。駅の改札口は1カ所で、切符売り場や待合室は設置せず、駅員も配置しないそうです。JR東海は「従来の形にとらわれず大胆に効率性と機能性を徹底して追求したコンパクトな駅を目指す」としています。まっ、いわゆる『無人駅』っていうものですね。
東京 – 名古屋間を最速で40分。
東京 – 大阪間を最速67分。
つまり現在の新幹線「のぞみ」所要時間の約半分以下で往来できるという、もはや鉄道ではなく、物体瞬間移動装置といえるものですね。旅行の情緒や楽しみ、人とのふれあいなんてことはまったくなくなりますね。人間宅急便とでもいえるのではないでしょうか。
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さて中津川市には「車両基地」と「車両工場」が設置されるとのことなので、観光客を期待するよりもその基地と工場設置による雇用増加や人口増加、購買増加を期待したほうがよいのではと思います。夢よりも現実を直視して欲しいですね。
地元に『リニア中央新幹線』の駅が出来れば、それを起爆剤にしたいと思うのは当然のことではありますが、しかしよ~く考えて欲しいですね。『リニア中央新幹線』に乗車する理由は単純明快で、現在の半分以下の時間で東京-名古屋、東京-大阪が行き来できるからですよね。
ということは、わざわざ中津川で下車する乗客なんかいるわけがないじゃないですか。誰が考えたってわかること。栗きんとんを買いに『リニア中央新幹線』に乗車して中津川で降りる人はまずいません。観光名所だってそんなにあるわけでもないところに、わざわざ『リニア中央新幹線』で下車する客なんか、はなっからいるわけがない。それを期待するよりも、他に考えないといけないことがあります。
それは・・・・、 続く
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