アングル丁番金具の扉側にあいている穴にはめ込んで取付ける金具の円形部分の直径サイズについてのお問い合わせがあったのでご紹介します。
RABBIT刻印の 24×20 でアングル丁番金具のカップ径は35㎜ですが、カップのもう一方の径は30㎜です。この30㎜の金具はありますか??
安田屋家具店からの返信
「カップのもう一方の径は30㎜」とは?????、どういうことかな。と少し考えてから
安田屋家具店取り扱いのRABBIT製アングル丁番金具24-20ですが、カップ径があるのは、扉側に取付ける部分側のみです。家具本体に取付ける側にはカップ径の部分がありません。お問い合わせの「カップのもう一方の径は30です」とはどの部分でしょうか。扉側と家具本体側ともに円形のカップ径がついている金具の場合、かなり旧式の金具ではないかと思います。現在残念ながら両方にカップ径がある金具は現存していません。
当店取り扱いの24-20のサイズ表を添付しますのでご覧ください。
もし金具が現存していない場合の修理方法は、現在主流のスライド丁番金具に取り替えることによって修理が可能となります。ただ「アングル丁番金具」から「スライド丁番金 具」に取り替えるという方法は、扉の丁番金具を全て取り替える必要と、扉に金具を取り付けるために彫り込んで あるカップの大きさが違いますので、彫り直しをしなくてはなりません。またどのタイプのスライド丁番金具を使用するか、取付方法についても専門的な知識と技術が必要になります。お客様自身での取替えは難しいので、そこはプロに任せた方が修理費用は安価で、確実に修理できるのでお勧めします。
お客様からのご返信
早速のお返事ありがとうございます。当方の紹介方法が悪かったようで、申し訳ございません。お送りいただいたサイズ表を確認しましたが、扉に取り付けの部分が大きく当方の扉には合いません。20-15などの扉取り付け部分のサイズと同じように思います。写真を添付いたしましたので、よろしくお願いいたします。
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安田屋家具店からの返信
写真添付ありがとうございます。お問い合わせ内容を理解いたしました。
残念ながら現存するアングル丁番金具24×20サイズの扉側に取付ける円形部分のカップ径は全て35㎜の金具しかありません。同じRABBIT製でも古いタイプの金具でカップ径30㎜のものがあったようですが、今はすでに現存していません。そのため扉の穴を少し彫り広げる必要があります。電動の「木工ルーター」または「木工トリマー」という機械があれば簡単に彫り広げられます。
電動工具が無い場合には、ノミや彫刻刀で根気よく彫り広げる作業をすればできます。多少穴がいびつになっても表からは見えない部分なのであまり気にせずに彫り広げられれば良いと思います。
アングル丁番金具24-20 RABBIT製は当店でも取扱っておりますので、ご入用の際は下記の当店ネットショップ「Yasudaya-BASE」にてご用命ください。
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