K刻印がある丁番金具は、正真正銘「made in japan」の明記がある日本国内の工場で生産されている国産金具です。


安田屋家具店以外のネットショップやホームセンターで、K刻印がある丁番金具と見た目ほぼ同じ金具が販売されています。価格はとっても安価です。違いは、価格が安く、金具に「K刻印」が無いノーブランド品であることです。
生産地は中国。中国産の金具です。不純物が混ざった素材を使用して作られた金具のため、強度・耐久性が日本国産金具よりも劣ります。
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この安い中国産の「K刻印」丁番は2種類あるのを四代目は確認しています。各サイズ(16-15・15-20・20-20・20-15)とも2種類ありました。

一つは家具本体側に取付ける金具部位の長方形部分にK刻印が無く、二つの丸い型跡がある金具「廉価版(A)」です。

もう一つは家具本体側に取付ける金具部位の長方形部分にK刻印も二つの丸い型跡も無い金具「廉価版(B)」です。

「廉価版(A)」も「廉価版(B)」も金具色は「K刻印丁番」と同じ「GB(こげ茶)色」と「ゴールド色」の2種類あります。
金具の形状はほぼ同じです。



どうも同じ金型を使用して中国で生産しているのではないかと考えます。
ではなぜ中国に同じ金型が存在するのかという疑問を持ちます。四代目が想像するに、新しい金型を作るのは費用対効果からして考えられません。であれば日本国内の廃業したり、生産終了した工場の金型を中古で引き取り、中国に送った。日本国内の工場で使用していた金型が古くなったことで処分されたものを引き取り、中国に送った。のではないかと想像します。
古い金型を使用しているので、日本国産金具と比べると、どことなく金具全体にシャープさが無いように見えます。
形状がほぼほぼ同じであり、価格も安価なので、多くのホームセンターやネットショップで販売されているものと思います。
数年の使用であれば、K刻印のある日本国産金具とノーブランド品の中国産金具とでは大きな違いはありませんが、使用年数が経過すればするほど中国産金具の破損率が高くなることは間違いないようです。
購入される際は金具に「K刻印」のある日本国産金具をお選びください。
今回ご紹介した形状・構造の金具は、現在の多くの家具の丁番金具としてはほぼ使用されなくなった丁番金具です。そのため取り換え修理品として生産されている状況です。K刻印の金具は現在日本国内の工場で生産されていますが、年々需要が減少していますので、近い将来生産終了することでしょう。そのためいずれ中国産の金具しか現存しなくなる時がきっとやってくると考えます。
日本国産丁番を購入できるのは、今、しかないと考えます。お早めにお買い求めください。
安田屋家具店オンラインショツプで24時間365日いつでもご注文いただけます。ぜひご利用ください。

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