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飛騨産業セバン食堂椅子

お客様から椅子にキツツキのマークのシールが張ってある食堂椅子の座面張替修理のご相談があった。キツツキマークといえば、飛騨・高山に工場がある「飛騨産業」製作の商品である。

早速お客様宅にお伺いし椅子の状態を見ると・・・・・、

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パックリとキルティング部分の縫製が破れ、中身のウレタンクッション材が見えてしまっています。座面の生地は本革です。小さな本革材も無駄なく使用するために、キルティング仕上げを施してあります。

このキルティングが曲者で、破れないように丈夫に縫製を行っているのですが、長年使用されるとこのキルティング部分が破れてしまいます。キルティングの無い1枚張りであればまず破れることはないのですが・・・・、本革の場合、キルティング仕上げを施さないようにするには大きな革部分を使用しなくてはなりません。本革は布地や合成皮革(ビニールレザー)材のようなロールものと違って均等に材料が取れるわけではありませんので、大きな革を使用すると、材料的に使用できないロスの部分が発生しますので価格的に高価になってしまいます。ロスの部分が極力でないように小さな面積の革も無駄なく使用するにはキルティング仕上げを施すしか方法が無いわけです。

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今回の飛騨産業の椅子は1990年代に販売していた「セバン」という商品名の椅子です。23年前の価格で本革材の場合税込40,950円になっています。2013年の現在でも販売していたとすると、多分60,000円前後で販売している椅子だと思います。

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本革張りと布地張りがありました。布地張りの場合はキルティング仕上げは施してありません。

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中身ウレタン材が表面に出てしまった状態でしばらく使用されていたようなので、ウレタン材が欠損している部分もありました。

奥様の御婚礼道具として20年ほど前に購入された椅子とのことです。
想い出が刻まれた椅子ですし、椅子木部の接合箇所などの緩みも無くしっかりしています。座面のみ張りかえれば新品同様に戻ります。 修理内容は中身ウレタン材を新しいウレタンクッション材に取替えます。本革で張りかえると高くなってしまいますので、現在と同じような色の合成皮革(ビニールレザー)で張り替えることにいたしました。

張替費用は1脚税込9,500円です。
お客様宅が大垣市付近でしたので、価格には椅子の引取り、お届けの往復運賃も含まれています。さらに張替期間中、代替の椅子もお貸しいたしました。

1週間ほどで仕上がる予定です。 仕上がった状態は後日ご紹介します。

9月 25, 2013 · Posted in 椅子張替え  
    

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