TOPページ » 家具リフォーム・修理 » 椅子張替え » この記事

ベルサイユ椅子張替え完了

昨年ご紹介した広島に工場がある「マルニ木工」のロングセラー商品、ベルサイユシリーズの食堂椅子張替が仕上がってきました。

s-IMG_2385 s-IMG_2388

25年ほど前のご結婚時に購入された数々の想い出が刻み込まれた食堂椅子です。ご家族の想い出が一杯詰まった椅子なので、雰囲気を変えたくないとのご希望で、張替え前と同じグレー色のモケット生地を使用して張替えました。

s-IMG_2386

座面内部のクッション材も補修したので、座面は新品時のようにパァーンと張り直っていて、座り心地も25年前に戻りました。

s-IMG_2389

背裏の布地の止め方は、3度目の張り加工となるため、生地を止めるための針の穴が古い穴とダブってしまうために、前回張替えた職人と同じ、針釘を使用しての加工となりました。

s-IMG_2387

椅子木部の塗装もところどころ剥がれていたので、塗替えを希望されましたが、全面塗替えを行うと、合計金額が新品の商品を購入する場合との価格差があまりないのでお勧めしませんでした。ただし、補修塗料を使用して、部分的に補色を行ったので、塗装はがれは目立たなくなりました。補色費用はもちろん無料サービスです。

ベルサイユチェアーは両肘椅子も、肘無し椅子も張替え作業は同じとなる椅子なので、張替え修理費用は同じです。

今回は1脚税込24,000円でした。(使用する生地の価格によって価格は変動します)。岐阜市内のお客様でしたので引取り・お届けの送料は無料サービスです。

同時に行った長さ約2メートルの楕円形の食堂テーブルも天板のみならず、脚も全て塗り替えましたので、25年前の新品によみがえりました。写真を撮るのを忘れてしまったのでご紹介できませんが、天板面に新しい突板を貼ってからウレタン塗装仕上げ行ったので、木目は変わりましたが、新品になっています。ご紹介できないのが残念です。

テーブル塗り替えは、税込110,000円でした。

新品によみがえったベルサイユダイニングセットは、新しい25年の歴史と想い出を刻み込んでいくことでしょう。親から子へ、子から孫へと、代々受け継がれていく家具になることを願っています。

「家具を捨てるのは想い出を捨てることだと思う」by 四代目

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
4月 13, 2015 · Posted in 椅子張替え  
    

Comments

Leave a Reply

Verified by MonsterInsights