安田屋家具店

今まだに数多くご紹介している「K刻印」の丁番金具ですが、サイズがよくわからない不可思議な丁番金具に出会った。

愛知県K様からのお問合せ
本箱の蝶番が壊れてしまい蝶番だけ購入し、自分で取り換えできたらと思っております。同じ蝶番の購入だけできるか、お手数ですがご回答をお願い致すます。

刻印　「K」
番号が「２０２０」「２０　１５」とあります。

安田屋家具店からの返信
K刻印の金具はございますのでご安心ください。
ただ金具の色は「ゴールド色｣のみとなっていますので、破損した金具のこげ茶色は現存していませんのでご了承ください。

通常、数字の刻印が２種類もあることはありません。サイズは１種類しかないからです。金具の裏面の刻印が「２０２０」と「２０１５」の両方あるのはおかしいので、生産時にどちらかの刻印を打ち間違えたものと思います。ちなみに「２０２０」とは、扉の厚みが２０mm、家具側板の厚みが２０mmに使用する丁番金具です。

一方「２０１５」とは、扉の厚みが２０mm、家具側板の厚みが１５mmに使用する丁番金具です。まったくの別物の金具サイズとなりますので、サイズ違いの金具を取り付けると扉の開閉に支障が生じますので重要なことです。代替金具に必要なサイズなので、金具扉側のサイズと家具本体側のサイズを計測してください。

金具サイズの計測の仕方
金具の側面を見てください。

扉側に取り付ける円形部分の金具の上面から折れ曲がったところにある接合ピンの中心までの長さ。(写真のA)恐らく２０mmだと思います。

次に家具本体側に取り付ける長方形部分の金具の下面から折れ曲がったところまでの長さ。(写真のB)恐らく２０mmか、１５mmのどちらかです。

またK刻印の古い金具の場合、円形部分の長さが短いタイプがありますので、扉の穴のサイズを確認してください。扉の穴の直径は３５mm。扉の端から穴の先端までが、古い金具の場合は２４mm、現在の金具の場合は２７mmとなります。

「２０１５」サイズであれば、２４mmも２７mmありますので問題ないのですが、「２０２０」サイズの場合、２７mmしかありませんので、扉の穴を彫り広げる作業が必要となります。金具の円形部分の形状(くびれ部分)を見れば簡単に見分けが付きます。旧タイプの金具はくびれ部分がありません。

現在の金具はくびれ部分があります。

以上のサイズを計測してご連絡ください。よくわからない場合は、破損した金具を下記住所にお送りいただければ
確認して代替金具をご用意します。

金具は１個税込み５３０円です。送料が別途必要です。