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昭和25年の桐たんす

岐阜市内のお客様から、祖母様がご婚礼時に持参された桐たんすと塗りたんすを洗濯修理したいとご相談がありました。四代目とスタッフでお伺いし、詳細に現状を職人に確認させるために一旦お預かりさせていただきました。

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安田屋家具店に戻ってからたんすの状況を確認する四代目。引き出しを開けてみると・・・・、引き出しに新聞紙が敷いてありました。その新聞の日付を見ると・・・、

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なんと昭和二十五年二月二十二日でした。
敗戦後5年目。今から66年前のたんすです。

1竿は全面のみに桐材を使用した作りの「前桐たんす」です。

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「前桐たんす」の洗濯後の仕上げは、総桐たんすと同様の「トノコ仕上げ」を行います。

もう1竿は表面に和紙を貼ってから漆塗りで仕上げた「塗りたんす」です。

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「塗りたんす」の洗濯後の仕上げは、現在と同じ色でウレタン塗装仕上げを行います。漆仕上げでは金額が高くなってしまいますので一般的な家具塗装である「ウレタン塗装」を行います。

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たんす側面と背面、引き出しの前板はツヤ消しの「黒色」、たんす表面の目地部分はツヤありの「赤茶色」、金具の色は「黒色」にする考えです。ふすまは新しく張替えます。

この当時のたんすの作りは、たんす本体を作る職人と、引き戸のある上置き台をつくる職人とに分かれていたそうです。たんすの側面を見ると作り方が異なっているので、職人が違うことがわかります。

桐たんす職人に洗濯費用を算出させるために職人工房にたんすを運ぶ四代目でした。修理が仕上がりましたら、洗濯費用とあわせてご報告します。

8月 8, 2016 · Posted in 桐たんす洗濯  
    

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