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築100年の家

お客様のご本宅を取り壊すとのお話がありました。
安田屋家具店の場所から車で約1時間、【 薄墨桜 】で有名な岐阜県本巣市根尾の少し手前、山深い「美山」(ミヤマ)という場所です。今は道路事情が格段に良くなり、まったく不便な場所ではなくなりました。むしろ大自然に囲まれた雄大な場所です。

お客様のご本宅は、昔「美山」の村長さんを勤めておられた地元の名士です。
ひろーい土地に、おっきな日本建築の母屋、離れ、蔵などが建っていました。
平成2年、今から20年ほど前に空撮したお客様宅です。

かなり前にお客様ご自身は、岐阜市内にご自宅を建てられました。
ご両親が亡くなられた後、誰も住まわれなくなっていました。
人が住まなくなった家は、どういうわけか傷みが早いものです。

母屋の傷み具合が大きくなったことから、母屋と離れを取り壊すことになったというお話を聞きました。母屋にある家具で使えるものを選別して欲しいとのご連絡があり、見に行ってきました。

昔の田舎家は冠婚葬祭など全ての行事はそれぞれご自宅で行っていた時代です。現代のような葬儀場や結婚式場などない時代です。さらにかつて村長を務められたこともあるご実家でありましたので、それぞれの行事を行えるよう箱膳、お膳、食器類、座布団などまるで宴会場のような数量が保管してありました。なかには多分骨董的勝ちのあるものもあることでしょう。目利きができない安田屋家具店のスタッフではよく解らなかったのですが・・・。さらにアンティーク屋さんなら欲しがるようなレトロな品物も数多くありました。

今年の秋に母屋を壊される予定とのことですが、全てを更地にするのではなく、たまに泊まりに来られるようかつての物置小屋を新居に改装されて、母屋にある家具や食器類などを収納するとともに、夏に家族で泊まれるようにしてありました。

ほこり漂う中、全ての家具で使えるもの、捨てるもの、リフォームするものを選別してお伝えし、リフォームする家具を引き取ってきましたました。

6月 18, 2010 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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