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無残なロッキングチェアー

 カントリーデザインの「ロッキングチェアー」ご修理の持込がありました。

 無残にも片脚がバラバラになっていました。お客様自身で修理を試みられたのでしょう、抜けてしまった部品の穴にはボンドを入れて接着された痕がありました。体重のかかる脚部分なので、完全な接着でないと支えきれなくなり外れてしまいます。

 飛騨・高山の「飛騨産業」の商品かと思いましたが、材質、組み方が全く違っておりました。高山の飛騨産業とは別の工場か、もしくは輸入品なのかもしれません。飛騨産業の商品ではないので依頼できません。安田屋家具店の熟練職人に依頼するしかありません。

 部材の1本が完全に根元で折れてしまっています。
 作り直すしかありません。
 ロクロ機械がないので、同じデザインの部材は作れません。丸棒を加工するしかないことをお客様にご説明しご理解いただいた上で修理に取り掛かります。金額は税込15,000円でした。ただ単に抜けた部材を再接着するのではなく、ロッキングチェアーとして使用できるようにしなくてはなりません。このことが特に重要です。

 このロッキングチェアーのように接合部材が抜けてしまった場合、修理が簡単そうに思えるのでお客様自身でボンドを穴に入れて部材を取り付けるケースが多いのですが、しっかりと固定治具などを使用して接着を固めればよいのですが、一般的にはそのような道具はお持ちではありません。そのため不十分な接着状態となってしまいます。そして再び外れてしまいます。そうなると接着剤が強力にくっついて取れなくなったり、穴に付着した接着剤をキレイに取り除いたりの手間が増えてしまいます。最悪の場合、修理不可能になってしまう場合も出てきます。

 このような場合、外れた場合、お客様自身で修理を試みるのは避けられた方が賢明です。抜けた状態のまま修理を安田屋家具店にご依頼していただければ、修理費用も安価につきますし、修理も完璧にできる場合が多いです。

【 生兵法は怪我の元 】のことわざもあり、【 もちは餅屋 】にまかせましょう。

    

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