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(Kazama)製 籐椅子修理

 先日ご修理でお預かりした(Kazama)製の回転籐椅子の修理が完了して、職人工房から商品が届きました。少々手間がかかる修理内容でしたが、どれだけきれいに修理してあるかドキドキします。(Kazama)とは、カザマ、風間という横浜にショールームがある籐専門店です。一般的な籐商品よりも品質、デザイン的に優れている工場です。

 修理箇所は、向かって左肘の接合部が外れていました。外れているだけでなく、接合に使用したビスが、肘と座面側面の内部でポキンと折れて残ったままの状態です。さらに接合部を籐皮で巻き直さなければなりません。

 修理する前の状態と、修理完了後を比べて見ましょう。


見事に直っています。

 それも修理したとは思えないほど、きれいに仕上がっています。取り付けなおした接合部の緩みやガタツキもまったくありません。そればかりか、接合部の籐皮での巻きも、元通りに直っています。肘部は力が加わる場所ですが、これだけしっかりと接合してあれば耐久性に問題ありません。安心してお客様に長く使っていただけます。四代目もびっくりのきれいな修理でした。

 今回、初めてカザマで修理を依頼したので、その仕上りがどのようになるか少々不安でしたが、まったく問題ありませんでした。実は今回持ち込まれた椅子に(Kazama)のロゴがあったので、自社の商品であればプライドにかけて修理してくれるだろうと考えたので、カザマにお願いしたわけです。さすがに老舗籐家具専門店です。修理部分のみの作業ではなく、恐らく椅子全体にクリアー塗装も行っていただいたようで、新品同様の状態に仕上がっています。新品同様に仕上がった椅子をご覧になられれば、お客様もきっとご満足いただけるはずです。

 今回の修理費用は、税込18,000円でした。カザマ工場までの往復の運賃とお客様宅への送料も含まれています。運賃が必要となるので少々修理金額がかかりますが、新品価格と比べるとはるかに安価です。そしてこれだけしっかりと修理してあれば、耐久年数も十分にあり、修理費用の元は確実に取れます。

 いい家具は、修理して使うことができるので、最終的には安価なお買い物となるのです。逆にアウトレット店やDIY店などで販売している低価格の籐家具だと、修理できるものの修理費用の方が購入価格よりも高くなるので、結局は使い捨てとなります。何回も買い換えていると、その合計金額はいい家具の購入価格と差ほど変わらない場合が多いんですよ。そのためには家具を見る目を養いましょう。それが賢いお買い物上手となります。

10月 4, 2011 · Posted in 籐家具修理  
    

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