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続 扉同士が当たり閉まらない

先日ご紹介したスライド丁番が使用されている両開き扉が、中央部分で扉と扉がぶつかり閉まらなくなったとのご相談を受けて、お客様宅に向かった四代目でした。到着して直ぐに確認すると、、、、

左扉が中央に寄りすぎていて、右扉にぶつかり、扉が完全に閉まらない状態になっていた。よくある症状と考え、すぐにスライド丁番の調整を行うのでした。この時の安易な判断が、四代目を惑わすことになってしまうとは‥‥。

この扉の内部は、歯科医院の器具を収納するだけでなく、滅菌する場所にもなっています。収納棚上部に滅菌灯のスイッチがあり、左右の扉がきちんとしまった状態になると滅菌灯が点灯するようになっています。

そのため扉が完全に閉まっていないと滅菌できないことになってしまいます。

左扉が中央に寄りすぎでいるのだから、扉を左側に寄るように調整すればよいわけです。ぶつかっている部分が約4~5mm程度なので調整できる範囲内です。

早速、左扉の取付ネジを緩めて、扉をググッと押し込んでからネジを締め直す。扉を閉めてみるが、まだぶつかる。

次に右扉も同様にして扉位置をずらしてみる。どうだ。ダメだ、まだぶつかる。

次に調整ネジを締め付ければ、扉が端に動くはず。動くはずなんだが、動かない。ええっ??、この受座金具の調整ネジは、扉を中央部に動かすことはできても、その反対には動かないんだぁ。これは困った。

さらに収納棚本体の側板の木口には、ゴムパッキンが張ってある。このパッキンの厚みも関係しているのか??。

悪戦苦闘すること1時間。
どんな方法を行っても、扉同士のぶつかりを解消できない。何故だ??、なぜだ??。家具屋歴40年の四代目も途方に暮れてしまう事態となりました。どうする、四代目。 つづく

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4月 3, 2022 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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