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さすが!天童木工

30年以上前に購入いただいた天童木工の食堂椅子の座面が破損したと、ご愛顧いただいているU様からご相談があり、早速見に行ってきました。

座面と椅子本体を接合している座板のネジ部分が破損して浮き上がっていました。破損した部分が荷重に耐えられず、上方に押しあがるため、表面布地を破りそうな状態です。座板の修理が必要と判断。椅子をお預かりして帰社する四代目。

安田屋家具店にもどり、社内図書室で調査。ただ保管する最も古い1990年の天童木工のカタログには掲載が無かった。恐らく現在のT-5661の旧タイプだと思われる。

ただこの座板は普通の平板ではなく、大きく湾曲した特殊形状となっています。

そこで30年以上も経過しているので無理だろうなぁーと思いつつ、天童木工の担当者に座板を新しく作れないか相談をした。

担当者さんは工場に確認してくれ、なんとか同じ座板を作ることができると返事があった。四代目、感動です。

座板は特殊な形状のため、金型が必要です。普通の工場ですと、10年以上経過した商品の金型は保管しません。廃棄してしまいます。もったいないなぁーと四代目はつくづく思うのですが、これが現実です。

積層合板材を成型して作る成型合板を主力にしている天童木工では、30年以上前の金型を今でも保管しているということがわかりました。だから今回の座板も「作れるよ」とすぐに返事が来たのです。

金型は財産であることを知っておられます。
さすが! 天童木工。

さらにこの椅子の座板取付けは、木ネジで止めるのではなく、座板に埋め込んだ鬼目ナットにボルトで接合する方法となっています。座板裏側のネジ取付位置が決まっています。そのため破損した古い座板を工場に送り、座板裏側に取付ける鬼目ナットの位置合わせも行ってくれます。

U様から椅子をお預かりし、座板に張り付けてある表生地を取外し、座板のみにして、山形県天童市の工場に送ります。

1か月ほどで新しい座板が出来あがる予定です。

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続 さすが!天童木工

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4月 21, 2022 · Posted in その他の家具修理  
    

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