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コスガ1085DC背面張替

N様から今は無き「コスガ」製食堂椅子No.1085DCの背面籐シート張替に関してのご相談がありました。

コスガ製のダイニングチェアの籐製の背もたれがやぶれまして、3脚ほど修理を考えております。 見積もり価格と納期を教えていただけますでしょうか。 名古屋市在住です。 修理する椅子はどのようにして、そちにお送りすればよいでしょうか?

安田屋家具店からの返信
まず現在と同じ「四ツ目編み籐シート」を使用して張替た場合、1脚税込18,000円(2023年1月時点)となります。お客様宅から当店・当店からお客様宅までの往復送料が別途必要です。

次に籐シート材の強度が強い「五分カゴメ編み籐シート」を使用して張替た場合、1脚税込17,600円(2023年1月時点)となります。お客様宅から当店・当店からお客様宅までの往復送料が別途必要です。

次に「五分カゴメ編み」よりもカゴメが小さい「三分カゴメ編み籐シート」を使用して張替た場合、1脚税込32,000円(2023年1月時点)となります。お客様宅から当店・当店からお客様宅までの往復送料が別途必要です。

籐シートの強度は「五分カゴメ編み」が一番強く、次に「三分カゴメ編み」、最も強度が弱いのが「四ツ目編み」となります。

「四ツ目編み」は破れやすいので、現在は使用されません。「五分カゴメ編み」は現在最も多く使用されている籐シート材です。背面だけでなく、座面にも使用されます。

「三分カゴメ編み」は、「五分カゴメ編み」よりも上品な仕上がりとなります。ただし材料費が高いため張替費用が高くなります。

尚、いずれの材料も現状の破損した椅子の様に籐シート材への塗装は行いません。そのため張替後は白っぽい色となります。年数が経過すると籐シートの色がアメ色に変化していきますので、現在の着色された子様での変化はありませんが、白っぽい色がアメ色に変化しますので、違和感は徐々に薄れていきます。

籐シート材に塗装をすると籐材を塗料でコーティングすることとなり、籐の弾力性、粘り気が無くなります。そのため籐材が切れやすくなってしまうため、当店では塗装をしない生地仕上げのみとなります。

家具工場は籐シートの強度よりも見た目のイメージを重要視しますので、木枠と同じ塗装を籐シートに行ってしまうのです。

張替期間はお預かり後約1週間です。
修理を希望される場合、椅子を直接ご持参いただくか「らくらく家財宅急便」等で発送してお届けください。

以前コスガ製1085DCチェアー背面張替を行った事例がありますのでご紹介します。

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2月 22, 2023 · Posted in 椅子張替え  
    

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