アングル丁番金具の扉側にあいている穴にはめ込んで取付ける金具の円形部分の直径サイズについてのお問い合わせがあったのでご紹介します。

RABBIT刻印の 24×20 でアングル丁番金具のカップ径は35㎜ですが、カップのもう一方の径は30㎜です。この30㎜の金具はありますか??

安田屋家具店からの返信
「カップのもう一方の径は30㎜」とは?????、どういうことかな。と少し考えてから

安田屋家具店取り扱いのRABBIT製アングル丁番金具24-20ですが、カップ径があるのは、扉側に取付ける部分側のみです。家具本体に取付ける側にはカップ径の部分がありません。お問い合わせの「カップのもう一方の径は30です」とはどの部分でしょうか。扉側と家具本体側ともに円形のカップ径がついている金具の場合、かなり旧式の金具ではないかと思います。現在残念ながら両方にカップ径がある金具は現存していません。

当店取り扱いの24-20のサイズ表を添付しますのでご覧ください。

24-20-1

もし金具が現存していない場合の修理方法は、現在主流のスライド丁番金具に取り替えることによって修理が可能となります。ただ「アングル丁番金具」から「スライド丁番金 具」に取り替えるという方法は、扉の丁番金具を全て取り替える必要と、扉に金具を取り付けるために彫り込んで あるカップの大きさが違いますので、彫り直しをしなくてはなりません。またどのタイプのスライド丁番金具を使用するか、取付方法についても専門的な知識と技術が必要になります。お客様自身での取替えは難しいので、そこはプロに任せた方が修理費用は安価で、確実に修理できるのでお勧めします。

お客様からのご返信
早速のお返事ありがとうございます。当方の紹介方法が悪かったようで、申し訳ございません。お送りいただいたサイズ表を確認しましたが、扉に取り付けの部分が大きく当方の扉には合いません。20-15などの扉取り付け部分のサイズと同じように思います。写真を添付いたしましたので、よろしくお願いいたします。

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12月 13, 2014 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

千葉県のK様からの切実なメールが届いた。
大変お忙しいところ、申し訳あれませんが、お力をお貸しください。我が家で25年程前に購入した食器棚は、大切に使ってきましたが、最近、右上のガラス入りの扉に蝶番(右側に付いています)が2個あるうちの上の蝶番がすり減ったものと思われ、左側のマグネットに隙間が出て、キチンと閉まりません。扉を右上にやや持ち上げるとマグネットにくっつきます。

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蝶番の部分を確認したところ、金属が擦り合って出来たと思われる黒色の鉄粉が付着しています。安田屋家具店ホームページにたどりつき、色々見せていただきました。蝶番を交換すれば、良いのでは・・と思っていますが、同じものがどれなのか? どうしても分かりません。大変恐れ入りますが、お力をお貸しください。

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食器棚は、三段で上段がガラス入りの扉、真中が引出し、下段が木製の扉となっており、上段と下段の扉(6個)にそれぞれ2個づつの蝶番が使われています。今のところ、調子の悪いのは、上段の右側だけです。蝶番には「Noema」と刻印があります。ご教示の程、宜しくお願いします。

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2月 22, 2015 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

鎌倉市のK様より金具についての問い合わせがあった。

埼玉県草加市に工場があった大進工業株式会社の食器戸棚「品名:ルイ・ヒルトン180」の扉の金具が破損した。かなり以前に購入した食器戸棚で、金具にはCOLDEAの刻印があります。恐らくサイズは24-20だと思います。

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扉のサイズは縦41.5㎝、幅45㎝、重量は2キロあります。破損した金具を同封しますので同じものを2個お送りください。よろしくお願いします。

安田屋家具店からの返信
大進工業株式会社はすでに廃業した家具工場です。大進工業株式会社が製作した食器戸棚の扉金具は、大進工業株式会社がオリジナルで製作した「DC COLDEA」という刻印のあるアングル丁番金具を使用しています。

DCとは恐らく会社名ダイシンの意味だと思います。工場が廃業したためにオリジナルの金具であるCOLDEAもすでに現存していません。でもご安心ください。代替金具の24-20サイズはございます。ただし扉側に開いている穴の横幅をほんの少し、1ミリ程度彫り広げる必要があるかもしれませんのでご了承ください。

また家具本体側に取り付ける金具の形状が、COLDEA金具は十文字になっていて後方に1本延びている形状です。代替金具は楕円形となり、後方に1本延びている部分がありません。そのため厳密に比較すると金具を支える力が少し軽減されるので、耐久性が若干劣ることが考えられます。

24-20-1

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2月 24, 2015 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

先日ご紹介した家具金具工場であるムラコシ精工が生産していた直付けスライドヒンジ金具。MDシリーズで、金具には「NOEMA」の刻印がある金具です。

現在主流のスライド丁番金具は、扉側に取り付ける金具と、家具本体側に取り付ける受け金具と二つに分離しています。しかし「NOEMA」の刻印があるMDシリーズ金具は分離できない一体型となっています。そのため床面の水平が狂っている場合に生じる家具本体のゆがみによる扉の調整ができません。そのため現在の家具では使われなくなった丁番金具です。

アングル丁番金具とスライド丁番金具とが合体した金具です。当時のムラコシ精工のカタログ資料がありますのでご覧下さい。当時は「全カブセ」「ミドルカブセ」「半カブセ」という3種類があったようです。この金具が使われなくなってからは、「全カブセ」のみ代替金具が細々と生産されていたようですね。

 ムラコシMD丁番 ムラコシMD丁番2

2年ほど前にムラコシ精工にこのMDシリーズの金具について確認したことがありました。ムラコシ精工住インテリア事業部オンラインショップ窓口の森様からご返信がありました。

「MDシリーズはかなり前に廃番・メンテ用在庫も0の状況です。代用品はお客様に教えて頂きました資料がございますのでそちらへの問合せでお聞きくださいますようお願い致します」

MDヒンジ参考資料

ということで先日ご紹介したDIYパートナー(有限会社山伸)さんが代用品を販売しておられましたので、安田屋家具店にお問い合わせいただいたお客様はこのお店紹介しておりました。ところが今回新たにお客様からご相談があったので、DIYパートナー(有限会社山伸)さんのネットショップを確認したところ、すでに商品掲載はありませんでした。恐らく在庫がなくなったものと思います。

ということで、先日お伝えしましたように「NOEMA」刻印がある、直付けスライドヒンジ金具のMDシリーズの代替品は「全かぶせ」タイプのみ1個が、日本中で、いや世界中で安田屋家具店のみが在庫している状況です。詳しい金具のサイズを四代目自身で計測しましたのでご案内いたします。ご自宅の金具と比較して下さい。

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2月 28, 2015 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

東京都練馬区 I様より アングル丁番金具についてのお問い合わせがあった。

家具のキッチンストッカーの古いものですが、その丁番で、「GY」と「2020」が刻印されています。是非10個欲しいのですが。細かいですが、その他の刻印は、内側っぽいところに 「20 2 20」と 「PAT.P」(パテントの意でしょうが)があります。ついでに、色はくすんだGOLDです。安田屋家具店ホームページにそっくりのものがありましたのでお問い合わせいたしました。

安田屋家具店からの返信
破損したGY刻印の金具は、残念ながらすでに製造中止で現存していません。「2020」の刻印があるということは、サイズは20-20となりますので、代替金具はあります。ご安心ください。

扉にあいている穴の直径が35ミリあれば簡単に取り替えられます。サイズ表でご確認ください。尚、家具本体側に取り付ける部分の形状は異なる場合もありますが、取り付けには支障はありませんのでご安心ください。

20-20-2

20-20-1

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3月 26, 2015 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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