恐らく食器戸棚の扉丁番と思われる金具についてのお問い合わせがあった。

「coldea カルチャー 150、No.14708」の丁番を探しています、3個必要です、ありませんか?

安田屋家具店からの返信
coldeaは大進工業という工場の家具です。金具に「DC COLDEA」の刻印がありますか。

また金具の形状は写真のタイプでしょうか。

この金具は鳥取県に工場があった大進工業の食器棚シリーズに使用されていたオリジナル金具です。工場はかなり以前に廃業したため、同時にオリジナル金具も無くなり、現在全く同じ金具は現存していません。

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11月 1, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

O様から丁番のお問い合わせがありました。

O様からのお問合せ
30年以上も前の家具です。丁番にガタがきて締まりが幾分悪くなっています。取り換えは自分でできると思いますので、丁番が入手できればよいかな。と考えています。扉側の厚みは20㎜、躯体の板の厚みは24㎜、直径は33㎜です。よろしくお願いします。

安田屋家具店からの返信

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11月 3, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

先日、M様よりお電話にて「HG613-5」という刻印がある蝶番に関してのお問い合わせがあった。

この金具は残念ながら現存していない蝶番です。でも金具サイズが扉側サイズが18mm、家具本体側サイズが15mmでしたので、現存する「20-15」サイズの金具で代替えが可能です。ただ「20-15」サイズの金具でも円形部分のサイズが小さい旧サイズの金具を使用します。

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11月 5, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

お客様から破損金具が入った郵便物が届いた。中を確認すると・・・、ものの見事に接合部で破損している。

金具の裏側には「A 20-20 ドラゴン」の刻印があります。

「ドラゴン」刻印の金具は初めて見ます。製作していた工場はすでに廃業していることでしょうね。

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11月 9, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

山形県の生活協同組合様から破損金具が届きました。

「ブックマン・Bookman」という商品名のスライド書棚の扉に使用されていた金具が破損したとのことです。サイズの確認方法がわからないので、破損金具現物を送っていただいたのです。

ちなみにスライド書棚ブックマンとは、静岡に工場があった丸伸(マルシン)という工場が生産していた商品です。およそ40年前に誕生した丸伸のブックマンは「3倍入ってまだあまる」をキャッチフレーズに愛読書の方に長年愛されていました。しかし需要の低迷により惜しまれつつも製造中止。家具事業からは撤退して、現在は不動産業を静岡市内で行っているとの噂を耳にしました。

発明家、アイデアマンの丸伸の石川孝一会長がスライド書棚を発明し、一躍大ヒット家具になりました。

安田屋家具店も発売当初からブックマンの岐阜県代理店になり、数多く販売しました。まだ四代目が修行先から戻ってくる前の話です。ちなみに丸伸(マルシン)はもともと「バンビ印」のベビー家具を生産していた工場でしたが、スライド書棚専門に移行しました。

ただその後、スライド書棚の模倣品が低価格で出現したり、次々に二匹目のドジョウを狙ったスライド書棚以外の洋服収納や食器収納などのアイデア家具を製作するのですが、ヒット商品には育ちませんでした。

さらに本業のスライド書棚も製作工場が何度も変わり、徐々に品質が悪くなっていったのを覚えています。またスライド書棚商品の種類が1年ごとにモデルチェンジするため販売しづらい商品になっていました。

スライド書棚そのものの需要が激減したころ、丸伸(マルシン)の販売方法も変わりました。スライド書棚を仕入れて展示して販売した後、販売した商品を仕入れて自社で配達するという従来の仕組みから、各家具店が販売した後は丸伸(マルシン)が配達を行い、お客様から集金して、仕入れ価格を差し引いた利益部分のみを家具店に戻すという仕組みに変わりました。

このあたりから少々おかしくなってきたなと感じた四代目でした。自社で配達したいと言っても、丸伸(マルシン)が配達するシステムに変更してくださいと言われました。

「いやいや、しかし、丸伸(マルシン)の商品であっても、お客様は安田屋家具店で購入したわけで、お客様にとっては安田屋家具店の家具と思われるわけで、配達するのは自社でなければダメです」と言っても聞いてくれませんでした。どうしてもと言う場合は、仕入れ価格が少し高くなってしまう仕組みでした。資金繰りが厳しいのかなぁーと四代目はその時思ったのでした。

仕組みが変わった当時、安田屋家具店でのスライド書棚の販売はほぼほぼ無かったのであまり影響はありませんでした。しばらくしてから丸伸(マルシン)が家具事業から撤退したということを聞いたのでした。さもありなん。

さて話は戻しまして、

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11月 10, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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