飛騨産業製作の「円空」SE220A アームチェアの背もたれがやっとの思いで取外せた四代目は、破損箇所の修理に取り掛かったのでした。

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背もたれが無事に取外せた後の木部を見ると、引っ掛け金具がネジごと外れてしまっていました。

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外れてしまった金具はお客様が保管されていました。再度取付けなおせばよいのですが、ネジ穴が大きくなっているのでこのままではネジが効きません。そのためネジ穴を丸棒で埋めます。

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直径3ミリほどの丸棒の先端にボンドをつけて穴に差込み埋めます。その後、外れてしまった引っ掛け金具を取付け直します。これで修理完了です。

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4月 27, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

もともとはダイニングテーブルであったものを書斎デスクとして使用しているテーブルの高さを低くしたいとご相談があった。早速見に行った。

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ナラ材のしっかりとした造りのテーブルであった。カリモク製のような、そうでないような・・・、どこの工場のものかは判断できなかった。まずはテーブルに取り付いている脚を六角レンチを使用して取外します。すると・・・・、

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脚が取付けてあった場所は、このテーブルの本来の塗装色であったダークブラウン色がでてきました。天板表面も脚も長年の使用で色が褪せ、ライトブラウン色に変色しています。お客様もご覧になられて、こんなに色が変わるものかとビックリされていました。

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5月 15, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

ダイニングテーブルの高さを変更する家具リフォームの続きです。

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脚を5センチ切断して、高さを現在の70センチから65センチにしたいとのご希望です。

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取外した脚を見ると無垢材で作られているし、切断自体は簡単に出来そうです。問題は、脚の上部を切断するか、下部を切断するかです。 上部を切断すると、天板との取付け穴位置が微妙にずれてしまう心配がでてきます。上部の角に隅木が取付けてあるので外してみます。

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横木と縦木の接合は外れませんね。 下部を切断すると、ガタツキがでてしまうかもしれません。どちらの方法でも多少の問題が生じます。どっちにしようかな???

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5月 21, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

安田屋家具店が取り扱っている引き戸式下駄箱の吊扉に使用しているプラスチック部品は2種類あります。

下駄箱に取付いているレールを外さないで後から入れられる部品の頭部が左右に出っ張っている「羽ありタイプ」

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そしてもう一つは、一度レールを家具から取り外した後に入れなければならない、部品の頭部が出っ張っていない「羽なしタイプ」

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破損して困ったいるというご相談が多いのは「羽あり」タイプのようです。 さて今回持込まれた破損した部品は、ちょうど頭部の部分が欠損しているために「羽あり」なのか「羽なし」なのかがわからない状態でした。どっちなんだろう???

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で、よーく観察していると、部品頭部がクルクルッと回ります。おやおや、こんなの初めて。

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で、回してみると・・・・、 ちょうどレールに入れ込む部分が外れました。

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5月 27, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

お客様から食堂椅子がグラつくので修理を依頼しに安田屋家具店に持込まれた。どうやら椅子の脚にひびが入っているのが原因のようでした。またお客様自身で修理された様子で、二寸釘がひびが入った脚に打ち付けて固定されていました。この釘の緩みが原因でもあります。

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それにしてもどこの工場の椅子か興味を持った四代目でした。なかなかしっかりとした作りのカントリーデザインの椅子です。飛騨産業のもっとも得意とするデザインなんですが、四代目も家具屋歴50年のスタッフも飛騨産業商品では見たことの無いデザインです。

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どこの工場の商品かの詮索はさておき、安田屋家具店専属の職人にて修理するために早速、工房に持込みました。 待つこと1週間。 本日、修理が完了しました。

ひび割れていた箇所の二寸釘を抜き、ヒビの入った箇所を強力な接着剤で固定させ、脚の接合箇所を再接着させて固定させました。釘の跡は埋め木をして隠しました。 グラつきもありません。 これでまた何十年とご使用いただけます。

次回は座面のクッション材がペタペタにへたっていますので、座面の張替えをお勧めすることにします。

と、そこに、20数年担当している飛騨産業のN氏がひょっこり来社した。修理が完了したばかりの椅子を見て一言。

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5月 29, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

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