8月28日に家族旅行で高山市内観光に出かけた四代目でしたが、2週間後の9月11日に再び高山市内を訪れる四代目でした。何ゆえそんなに高山に出かけるのか???
深い意味はありません。
1年に一度開催される「飛騨の家具フェスティバル」に仕入れバイヤーとして出かけたのであります。今回は完全に仕事モードです。
朝9時に安田屋家具店を出発。
前回と同様に関市~郡上八幡市を経由して「せせらぎ街道」をひた走ります。仕事モードなので途中休憩はなし。約2時間30分程度で高山市内に到着。
まずは柏木工のショールームに直行。
これからの飛騨の家具デザインの進む方向性を垣間見た新作家具が出ていました。詳しいことは後ほど。
ショールームで商品説明とともに来年9月の完成を目指した新ショールームについての説明があった。シラカワが昨日新しく立て直してオープンしたショールーム「匠館」に続く流れです。一般消費者が立ち寄りやすいように、飲食ブースを備えるようです。
飛騨産業、柏木工、シラカワと飛騨・高山の3大メーカーが一般消費者向けのショールームをオープンさせることは、岐阜市に立地する安田屋家具店にとっては大きな問題となっています。
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岐阜や名古屋から日帰りで行ける距離ですから、お客様は直接高山に家具を見に出かけてしまうんです。便利になったことが、大きな問題になってしまいました。なので岐阜市に立地する安田屋家具店が飛騨・高山の家具を展示しても昔のような効果はなくなってしまいました。少し商品仕入れについて考え直さないといけません。
新作家具や従来の家具を見ながらそんなことを考えつつ柏木工に40分ほど滞在しました。時は間もなくお昼です。
柏木工を出て5分程度の所に毎回立ち寄るそば屋さん「甚五郎ラーメン」本店があります。12時前だからか駐車場は空いていました。店内もまだ人はまばらで、すぐに着席・注文できました。「甚五郎ラーメン」は、お昼から3時まで、ご飯と漬物が無料でついてくるので満腹になります。
食後は前回の反省で、お土産用の「甚五郎ラーメン」生食用を4袋購入。1袋に2食分入っていて税込730円。お徳です。
「甚五郎ラーメン」を出発して、飛騨・高山の老舗家具工場「飛騨産業」に向かいます。なかなかいい新作家具が展示されていました。かつてカントリー家具の代名詞でもあった「フロンテイア」シリーズが復刻生産されました。
材料のカラマツは、以前は信州産材だったものを、北海道産材に変更したようで、昔よりも木目が美しかったです。デザインは椅子もテーブルも変更していないと思います。
以前このデザインの家具はコスガやカリモクなど、多くの工場が生産していましたが、そういえばここ最近なくなってしまったデザインです。若い世代にとっては新しいデザインと思うかもしれませんから、またまた人気が出るかもしれませんね。
こんなありそうでなかった本革張りのソファーも新作として出ていました。なかなか座り心地もよく、本革でありながら価格もお値打ちでした。
「飛騨の家具フェスティバル」メイン会場の飛騨・世界生活文化センターに向かいます。ここには飛騨・高山の家具工場が一同に新作家具を展示しています。
四代目は毎年安田屋家具店の定休日である木曜日に訪れていますので、来場者は少ないです。全国の家具店の多くは水曜日が定休日なので、水曜日の来場者は多いらしいです。でもなんだか毎年来場者数が減っていて人が少ない会場となっています。
全国の家具店次々と閉店・廃業していって家具店数が減っていることを考えれば、当然の流れでしょうか。寂しい限りです。
メイン会場で1時間ほどじっくりと各工場の家具を吟味していました。 メイン会場の飛騨・世界生活文化センターを出て、すぐそばの「キタニ」を訪れようと考えましたが、ほぼ定価での卸販売という条件が安田屋家具店に以前ありましたので、仕入れできない工場を訪れても・・・・・、と考え取り止め。
フィン・ユールの自宅が建築されたとのことで興味があったものの、展示商品の変化もないとも思いましたしね。
さて次はどの工場に行きましょうか。つづく
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